◆第108回全国高校野球佐賀大会▽決勝 佐賀商4―1北陵(26日・さがみどりの森球場)

 春の県王者・佐賀商が春夏初出場を目指す北陵を下し、8年ぶり17度目となる夏の甲子園出場を決めた。

 背番号9の先発・溝口童夢投手(3年)は9回に1点を失ったもののテンポのいい投球で3安打完投。

打っては初回に5番の立花孝紀捕手(3年)の先制タイムリーなど3点を奪い主導権を握った。7回にも4番・古川颯人遊撃手(3年)の適時二塁打で加点した。

 「5番・捕手」で出場した立花は初回2死一、二塁で左前適時打を放ちチームを勢いづけた。「自分が決めてやると思っていたので、打てて率直に嬉しかった」と振り返った。

 スタンドには父・和幸さん(50)が応援に駆けつけた。「頑張らんでいい。練習でやってきたことをいつも通りにやってくれたら」とエールを送った和幸さんは佐賀商野球部OBで、1994年夏には、全国制覇を達成した。

 父は同年夏の甲子園決勝で樟南(鹿児島)を8ー4で破り、県勢初の優勝を成し遂げた。息子は、正中堅手として聖地で躍動した和幸さんに憧れ、佐賀商への進学を決めた。樟南との決勝戦では「7番・中堅」で先発した父は俊足が自慢だったが、息子はバットコントロールが持ち味だと語る。「勝ったらいいですけどね。親子2代というのはなかなかないので」と和幸さん。

 同校の夏の甲子園での勝利は1997年が最後。父の願い通りに甲子園への切符を手にした立花は「小さい頃からお父さんが甲子園で優勝したというのを聞いて、自分も甲子園で優勝するというのが目標。まだ始まったばかりなので、しっかり勝っていきたい」と意気込みを語った。立花親子の夢を追う夏は、まだ終わらない。

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