プロレス界の“レジェンド”藤波辰爾が6日から新宿区の「アートコンプレックスセンター/ACT5」でCOUNT2.9presents 人間・藤波辰爾展」を開催する。

 展覧会は、今年デビュー55周年を迎えた藤波のプロレスラーとしてだけではなく、夫、父、そして1人の人間としての藤波辰爾の人生。

生い立ちや家族、あまり語られてこなかったプライベートの「藤波辰巳」をデビュー55周年特別企画展で紐解く内容で秘蔵写真、ガウンを公開、あの『伝説の曲』で使用された幻の衣装を初公開する。

 期間中の8日には午後1時から藤波が来場者の前でライブで書道作品を書き上げる特別イベント「藤波辰爾席上揮毫イベント」を開催する。

 藤波はスポーツ報知の取材にファンに揮毫(きごう)する姿を初めて公開することに「デビュー55年でいろんなことに挑戦したいと思って、トライしてみようとなりました」と明かした。

 書き上げる文字は師匠のアントニオ猪木さんの座右の銘「闘魂」になる。「猪木さんに天から『バカヤロー!』って言われるかもしれませんが、気持ちを込めて書こうと思います」と意気込みを披露。書道は、娘の美有さんが学校で書道を学び始めたころに「自宅に先生を招いて娘と一緒に教えてもらってね。その時から学んでいる」と明かす。筆をしたためると「気持ちが自然と無になる。ただ、うまく書こうと思えば、そうならないし、何かいら立つことがあると、そのままの気持ちが字に表れる。いかに気持ちを無にするかが本当に難しい」と精神修養の一貫となっていることを強調しイベントは「すべてを無にして筆に集中したい」と見据えた。

 「揮毫イベント」の8・8は、1988年に横浜文田体育館で猪木さんと60分フルタイムを闘った大切な日になる。立会人として猪木元気工場代表取締役社長で猪木さんの実弟である猪木啓介氏が来場。

イベント後には、藤波と啓介氏による作品認定式&スペシャルトークショー、藤波とタレントのユリオカ超特Qのトークショー、藤波との書道作品の前での2ショット撮影会も行われる。

 また、今回のイベントで揮毫した作品をチャリティーオークションすることが決定。収益の一部は、「子どもの貧困」の本質的解決に取り組む「特定非営利活動法人 Learning for All 」へと寄付する。さらに「令和8年熊本地震」へもチャリティーオークションの収益の一部を義援金として寄付する。

 熊本は何度も試合を行い思い入れの深い場所だけに藤波は「熊本のためにできる限りのことをやっていきたい。そして、また試合ができる状況になれば熊本で試合をしてみなさんに勇気と元気を届けたいです」と思いを寄せていた。(福留 崇広)

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