◆JERAセ・リーグ 中日5―6ヤクルト(12日・バンテリンドーム)

 粘っていればいいことがある。ヤクルト・高梨裕稔投手は初回、味方の失策などで4点を失っても気持ちを切らさなかった。

「あれ以上点を取られたら試合が決まってしまうので、何とか粘っていこうと」。2回以降は最速150キロの速球にスライダー、フォークボールを織り交ぜ、2回から5回まで無失点。4回1死満塁のピンチも細川を見逃し三振、サノーを右飛に仕留めた。「1段階ギアを上げられたというところはありました。古賀もすごいいい配球をしてくれましたし。抑えられてよかったなと思いますとうなずいた。

 5月までに5勝を挙げながら、6月6日の日本ハム戦(神宮)で右前腕の肉離れを起こして戦列を離脱。4日の中日戦(神宮)で復帰し、この日が2戦目だった。「バンテリンでずっと負けてましたし、ここで1勝できたてチームもすごい勢いにのっていける。自分の勝利というよりもチームが勝ったことがよかったです」。残り17試合。35歳のベテラン右腕が最後の反攻の切り札になる。

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