天皇杯3回戦10試合が7日、各地で行われ、9月23日に終了した6試合と合わせ、16強が出そろった。

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 3回戦では、「天皇杯名物」とも言える“ジャイアントキリング”がほとんど発生しなかった。

下位カテゴリーのクラブが上位から白星を挙げたのは、J2横浜FCが1―0でJ1福岡に勝利した1試合のみ。アマチュア勢唯一の生き残りとなった京産大が横浜FMに善戦及ばず1―2で惜敗するなど、J1同士の対決となった2試合を除く14試合中13試合で、J1のクラブが勝ち上がった。

 この背景には、“日程の妙”があったと言えそうだ。

 まず、ACLE、ACL2に出場するJ1の6クラブが登場した9月23日は、J1が代表ウィークによるリーグ戦中断期間に突入したタイミングで行われた。

 リーグ戦から中2~3日での試合という条件は変わらなかったものの、J2、J3勢は天皇杯後の週末にもリーグ戦が控えていた一方、J1勢は試合がなかったため、主力選手を投入しやすい環境にあった。6試合中3試合が1点差決着となるなど、意地を見せた下位カテゴリークラブも多かったが、J1勢が実力を示す結果となった。

 この日行われた10試合においても、J2、J3勢はリーグ戦から中2~3日という日程で迎えたのに対して、リーグ戦中断中のJ1勢は全て10月初の公式戦。週末にリーグ戦が控えている状況は同じであり、主力投入を限定的にするチームもあったが、それでもJ1勢が地力を発揮できるだけの環境にあった。

 秋春制への移行によりシーズンが8月開幕となったことを受け、約6か月間かけて行われた前回大会から一転、4か月半で全日程を消化することになっている今季の天皇杯。そんな事情もあり、リーグ戦の合間ではなく代表ウィーク冒頭と終了直後に3回戦が組み込まれたことで、波乱が起きにくかったと言えそうだ。(サッカー担当・岡島智哉)

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