卓球女子で五輪3大会連続メダリストの石川佳純さんが14日、都内でオフィシャルアンバサダーを務める全国農業協同組合連合会(JA全農)の試食会に出席した。新米シーズンとスポーツの秋に合わせ、お米料理研究家や米生産者らと2部制でトークイベントに臨み、現役時代の食事や補食に関するエピソードなどを披露した。

 質疑応答で「現役時代に家族の食事のサポートで心に残っているエピソード」と聞かれ、石川さんが挙げたのは2021年東京五輪代表選考レースでの出来事だった。「一番大事な大一番の時に、母がおにぎりを作ってくれた。そのおにぎりを試合の直前に母と一緒に来てくれた妹と3人で並んで食べて、そこで安心感をもらって、コートに入った。それは今になっても印象深い思い出」と語った。

 「大一番」と表現したその試合は、19年12月8日のワールドツアー「チャレンジプラス・北米オープン」(カナダ)だ。シングルス代表の2枠目を巡り、決勝で平野美宇との直接対決に4―2で勝利。代表選考に関わるポイントで平野を逆転して日本勢2番手に浮上し、直後の大会で3大会連続の五輪切符を確実にした。親子3人で一緒におにぎりを食べたエピソードは「初めて言いました」と明かし、「もう7年ぐらいたっていますけど、忘れられないなと思います」と懐かしんだ。

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