◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ドジャース4―6ブルワーズ(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ナ・リーグ西地区王者で3年連続ワールドシリーズ制覇を狙うドジャースがリーグ優勝決定シリーズでブルワーズに敗れ、終戦となった。

 メジャー3年目となった山本由伸投手(28)は、誰もが認めるドジャースのエースに成長した。

今季はチームでただ1人先発ローテを守り抜いて、米自己最多の14勝。防御率2・53はリーグ3位だった。レギュラーシーズンでは全28試合で5回以上を投げ、うち、クオリティースタート(QS=6回以上を投げ、自責点3以下)クリアは22度。安定感は際立っていた。

 来季は、日本人がこれまで誰も手にしていないサイ・ヤング賞への期待が高まる。今季はミジオロウスキー(ブルワーズ)が防御率1・80、252奪三振、WHIP0・80、被打率1割5分7厘と圧倒的な成績を残したことで、サイ・ヤング賞を手にすることが確実。昨季同賞に輝いたスキーンズ(パイレーツ)ら若手の好投手も多く、ライバルは強力だが、山本の手に届くところにある。

 12日(同13日)のリーグ優勝決定シリーズ第2戦の敵地・ブルワーズ戦ではまさかの3回途中3失点で今季最短の降板。世界最強の投手へまだ伸びしろは残っている。これまでレギュラーシーズンで一度も経験のない「中4日」にチャレンジできれば、山本の投手としての価値をさらに高める可能性もある。

 「毎日同じことを同じテンション、同じ強度でやり続けることは、すごく大切なことだと思っています」と話す由伸は、誰もまねできない独自のトレーニングを日々、黙々とこなしている。正真正銘の「世界一の投手」へも、少しずつ近づいていっている。

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