◆米大リーグ ナ・リーグ優勝決定シリーズ第4戦 ドジャース4―6ブルワーズ(15日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ナ・リーグ西地区王者で3年連続ワールドシリーズ制覇を狙っていたドジャースがリーグ優勝決定シリーズでブルワーズに敗れ、今季の戦いが終わった。ナ・リーグの球団史上初となる3連覇には届かなかった。

大谷翔平投手は2回に116打席ぶりの一発となる3ランを放ったが、ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)での連続世界一、ワールドシリーズ3連覇を逃す形となった。

 世界一に立ち続けてきた大谷が、頂点に立つことなくシーズンを終えた。18年から所属していたエンゼルスでは世界一どころかポストシーズンにも縁がなく、勝ちに飢えていた。

 勝利の女神がほほえみ始めたのは23年から。同年のレギュラーシーズン開幕前の3月に行われたWBCに出場すると、日本ハム時代の恩師・栗山監督の下で世界一の座をつかみ取った。

 24年からは10年契約でドジャースに入団。24年は打者として、25年は投打でチームに貢献して球団史上初となる2年連続ワールドシリーズ制覇に大きく貢献した。自身としても日本代表とドジャースで3年連続の世界一をつかみ取った。

 今年は3月のWBCに2大会連続出場。自身初のWBC&ワールドシリーズの「ダブル世界一」を狙ったが、準々決勝・ベネズエラ戦で敗退。ドジャースでは順調に地区優勝をつかんでポストシーズンに進出したが、リーグ優勝決定シリーズで姿を消すことになった。

 個人としても23~25年は3年連続でMVPに輝き、23、24年は本塁打王を手にした。

OPSは23~25年で3年連続トップ。最強打者として君臨してきたが、3年ぶりに開幕から二刀流で挑んだ今季は苦しんだ。

 投手としては好スタートを切ったが、左膝、右上腕二頭筋などのコンディション不良のため負傷者リスト(IL)入りも経験して、後半戦は登板なし。打者としても、21年以降では最少の30本塁打に終わった。3年連続で受賞しているMVPもクローアームストロングに譲る可能性が高くなっている。

 チームとしても、個人としても“無冠”に終わった今季。32歳とベテランの域に入ってきたことで二刀流の体力的負担を指摘する声も増えてきた。今後の成績やコンディション次第では、二刀流の継続について改めて議論が高まる可能性もある。来季は、大谷の今後の野球人生を大きく左右する重要なシーズンとなりそうだ。

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