◆2026年 プロ野球ドラフト会議 supported by リポビタンD(22日)

 広島は、亜大・山里宝内野手を1位指名した。5年ぶりの公表なしで、単独指名に成功。

他球団の動向が読めづらい“隠密ドラフト”で、補強ポイントの即戦力遊撃手の交渉権を確保した。新井監督は「是が非でもほしいということで1位で指名しました。二遊間を守れる選手を必要にしていた。ニーズにしっかり合った選手なので、うれしい」と笑顔があふれた。「梵(元広島で現・阪神2軍打撃コーチ)に似ているタイプ」と重ね「チームの中心となる素質を持っている。ファンに愛される存在になってほしい」と期待した。

 山里は名門・亜大で1年春にリーグ戦デビュー。昨年は二塁手として全26試合連続無失策。ハイレベルな守備が最大の持ち味だ。

 打者としては3年春から3季で7本塁打を放ち、今秋も2日・青学大戦では先頭打者弾をマーク。14日・国学院大戦でもアーチを描き、決勝2点二塁打を含む4打点の活躍で、主将として9季ぶりのリーグ優勝に導いた。174センチと小柄ながらパンチ力を秘めている。

 7月には侍ジャパン大学代表に選出され、ワールドカレッジベースボールチャンピオンシップ(WCBC)に出場。主に遊撃を守り、WCBC初代王者に貢献した。

 広島は一昨年の佐々木(青学大)、昨年の平川(仙台大)に続き、3年連続で大学生野手の1位指名となった。

 チームは今季、借金17のリーグ4位。3年連続Bクラスに沈んだ。431得点は12球団最下位で、得点力不足に苦しんだ。

 通称「ゾンビたばこ」を巡る騒動に揺れた1年。球団はシーズン後、昨季首位打者の小園、遊撃手の矢野らに戦力外通告を行う大ナタをふるった。

 また、主力では森下、床田、坂倉がFA権を取得。移籍となればチーム再建の道はさらに険しくなる中、ドラフト会議を迎えていた。

◆山里 宝(やまさと・たから)2004年10月23日、兵庫県生まれ。21歳。

神戸国際大付では21年春夏の甲子園に出場し、夏は8強入り。亜大では1年春にリーグ戦デビュー。3年春に二塁手のベストナイン。174センチ、78キロ。右投右打。

◆広島の過去10年のドラフト1位

16年 ×田中 正義(創価大)投

    ×佐々木千隼(桜美林大)投

    加藤 拓也(慶大)投

17年 〇中村 奨成(広陵)捕

18年 〇小園 海斗(報徳学園)内

19年 森下 暢仁(明大)投

20年 栗林 良吏(トヨタ自動車)投

21年 ×隅田知一郎(西日本工大)投

    ×山下  輝(法大)投

    黒原 拓未(関学大)投

22年 斉藤 優汰(苫小牧中央)投

23年 〇常広羽也斗(青学大)投

24年 ×宗山  塁(明大)内

    佐々木 泰(青学大)内

25年 ×立石 正広(創価大)内

    〇平川  蓮(仙台大)外

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