3月も半ばとなり、農家では、春野菜の作付けが本格化する時期です。そんな中、最近増えているのが「ネズミ被害」です。
掘って分かった深刻被害
現場で何が起きているのか。東京都府中市で農園を営む「うちで農園」の園主、小勝 正太郎さんにお話を聞きました。
「うちで農園」園主 小勝 正太郎さん
2024年はサツマイモを育てていたところ、大体5分の3ぐらい食べられてしまった。ちょっとでもかじられると商品として出せないので被害の額としては、500キロで30万円いかないくらいの被害がありました。それまでは畑のサツマイモは、たまに1枚の畑で1ヶ所2ヶ所食べられてるなぐらいはあったんですけども、こんなにもう食べ尽くされるみたいな被害はなかったですね。サツマイモの収穫ってまず上の葉っぱを刈る「蔓刈り」っていう作業があって、そのときは葉っぱは元気だったんで、刈ってみたら、その畝がボコボコに穴が開いてて、「何だこれ」と思って掘ってみたら食べられてるという恐怖映像でしたね。2025年の方は、仲間が枝豆を何千粒といっぱい蒔いたところを、ほとんど食べられてしまって、被害額にすると80万円ぐらいだったということです。
背景には、コロナ禍が明けて繁華街の生ゴミが増えたことや、記録的な暖冬の影響、さらに、建物の解体工事などで住処を追われたネズミが、エサを求めて農地に移動してきているといった様々な指摘がされていますが、どれが決定的な原因か、はっきりわかっていないのが現状です。
[ネズミが穴を掘った跡]
ネズミなど有害生物の対策を担う東京都ペストコントロール協会によりますと、ネズミに関する相談件数は、ここ十数年で約2.5倍ほどに増えているそう。しかし、その大半は一般家庭からのもので、農家さんはなんとか自力で対処しようとするため、被害が表に出にくいのが実態です。府中市では、被害が広がったのをきっかけに、農家が連携して対策に動き出しました。小勝さんも、地元の農家で作る「府中市農業後継者連絡協議会」の一員としてグループで情報を共有したり、被害の写真を集めたりと、被害の見える化を進めています。
畑のネズミ対策はなぜ難しい
では、プロの駆除業者はこの事態をどう見ているのでしょうか。実際に府中市の農家を視察してきた、東京都ペストコントロール協会 谷川 力さんに聞きました。
東京都ペストコントロール協会 谷川 力さん
府中市ではシイタケの被害を直接見させていただきました。そこではクマネズミの被害だったということは確認してます。他にサツマイモの被害とかですね、ホウレンソウの被害とか人参の被害。そういう被害を直接見てきました。(農地では)難しさもあると思います。例えば使う殺鼠剤というのが、国のレベルで決まってますから、殺鼠剤の種類も限られてしまうんです。ある程度効果のある薬剤があったとしても、農地では使えないんです。他にトラップ(罠)というのがありますね。一般家庭の中ですとネズミしかいませんから、ネズミが捕まる。でも外で使うと何が捕まるかわからない。一般家庭というのは、囲って入らなくすれば済みますよね。
ところが農地といえば無限に広い中で対応しなくちゃいけませんから、まだ確立した方法というのがないということ。そういう難しさがあるんです。
農薬の決まりがあって強い殺鼠剤=(ネズミを駆除する薬)は撒けないうえ、外に罠や毒エサを置くと野鳥や猫が引っかかる危険があります。万が一、他の動物を傷つけてしまうと法令違反や損害賠償など、大きなトラブルに発展する恐れもあります。さらに厄介なのが、ネズミの「賢さ」です。実はネズミは、犬のように芸を覚えるほど学習能力が高く、警戒心も強い生き物。農家さんも「ミントの匂いがするスプレー」や「超音波の機械」など、色々な対策グッズを試しましたが、ネズミは一度「ここに美味しいエサがある」と分かれば、すぐに慣れて構わず食べに来てしまうといいます。
手探りで見つけた対策
確立された対策もない中、農家の皆さんは手探りで実験を重ねてきました。その結果、たどり着いた対策は何だったのでしょうか。再び小勝さんに聞きました。
「うちで農園」園主 小勝 正太郎さん
もう最初は本当手探りだったので、風船ガムを撒いてみたりとかそれが窒息させられるなんて噂があったり。でも全く効果ないよっていう。
いろいろ実験とか試行錯誤して、ベイトステーションってネズミに毒の餌を食べさせるための道具があって、この形に落ち着きました。T字型っていう形になっていて。それを塩ビパイプ、管状になっているものです。真ん中の部分が透明になっていて、中にネズミに食べさせる毒の餌があるんですけども、その殺鼠剤が減ったりしているかどうか見えると。他の野生動物が間違って食べたりしないように、安全性にも配慮している。あとはやっぱり草刈り。隠れ家を減らすだけでもネズミが畑に寄り付きにくくなると。ネズミの穴を発見するのも楽になりますし、草刈りは一番間違いなくいいんじゃないかなと思います。
手作りの罠「ベイトステーション」の作り方はシンプルで、ホームセンターなどで買える、透明なT字型の継手と呼ばれるパーツに、直径およそ5センチ、長さ10センチに切った塩ビパイプを差し込むだけ。1個1000円以下で作れて、雨風に強いのはもちろん、半径25メートルほどの範囲をカバーできるそうです。(複数個あるとより効果的)
ちなみに、この罠はドブネズミには効きやすい一方で、「クマネズミ」は高い所が得意で毒エサを食べにくい傾向があり、粘着シートを使うのが有効なんだそうです。 ただ、賢いネズミには罠と他の対策を組み合わせる「重ね技」が不可欠です。
(TBSラジオ『森本毅郎 スタンバイ!』より抜粋)

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