「お餅×バター」という罪深い組み合わせ。実はこの背徳感たっぷりのスイーツが、日本国内や世界各地で独自の進化を遂げていたことをご存知でしょうか?
今回は、最高にカロリーが高くて幸せになれる3つの「バター餅」のそれぞれの特徴や、気になるお味をレポートします!
秋田のバター餅
日本バター餅協会によると、秋田の「バター餅」は40年以上前から北秋田市を中心に食べられてきたローカルスイーツです。一説によると、マタギがクマ由来の生薬を北海道へ売りに行く際、栄養価の高いバターと餅を混ぜて食べたのが起源とされているそうです。
主な材料は、ついたお餅、バター、卵黄、砂糖で、「ふわふわ・もっちり」とした食感で、和菓子に近いイメージです。
[実食レポート]
「おいしい!炭水化物と脂質を一緒に食べちゃいけないって言われているのに…最高。甘さが程よくていくらでも食べられちゃう、まさに『人類の甘やかし』!」 「想像以上に柔らかくて、もっちもち!お餅の延長線上にある安心感ですね」
ハワイのバター餅
ハワイのバター餅は、日系移民やフィリピン系移民などが持ち込んだ食文化が、ハワイの家庭の中で融合して生まれたローカルスイーツです。各家庭によってレシピが異なるのも特徴です。
主な材料:もち粉、ココナッツミルク、バター、卵、砂糖、エバミルク(または牛乳) で、オーブンを使用する焼き菓子のため、パウンドケーキのような南国テイストの洋菓子です。
[実食レポート]
「マーラーカオ(中国風蒸しパン)に近い感じ!ココナッツの香りが一気に南国気分にしてくれます。子どもが『家庭の味』として覚えるような温かさがあります」 「外側サクサク、中はモチッ。一気にトロピカルな雰囲気になりますね!」
※4月21日から、セブンイレブンにて「ココナッツバター餅」が順次発売されるそうです。コンビニで手軽に南国の味を楽しめるチャンスです!
上海のバター餅
上海バター餅(黄油年糕)は、中国・上海の伝統的なデザートから派生し、去年から中国で大ヒットしているモダンスイーツです。韓国でも大人気となり、「ドバイチョコ餅」に代わってトレンド入りするなど、アジア圏で話題沸騰中です。日本でも、新大久保などで販売しているお店が増えています。
主な材料は、もち米粉、牛乳、バターで、焼き上げているため、「外はカリッ、中はモチモチ」です。
[実食レポート]
「表面はカリカリで、噛むとバターがじゅわっと出てくる!おばあちゃん家で出てくるような素朴で優しい、安心する味です」 「プレーンもチーズも、どちらも優しい味わいでクセになります」
マタギの知恵、ハワイの移民文化と日々の暮らし、そして現代中国のトレンド。それぞれ成り立ちや背景は全く異なりますが、行き着いた先はみんな同じ「バター餅」でした。どれも甲乙つけがたい美味しさです。罪悪感を少しだけ脇に置いて、ぜひ食べ比べてみてください!
(TBSラジオ『ジェーン・スー 生活は踊る』より抜粋)

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