1月6日、「メルボルン・サマー・セット」(オーストラリア・メルボルン/ATP250)シングルス2回戦が行われ、第1シードのラファエル・ナダル(スペイン/世界ランク6位)は、リカルダス・ベランキス(リトアニア/同104位)と対戦。6-2、7-5のストレートで下し、シングルスでは昨年8月以来のツアー勝利を挙げて、ベスト8入りを果たした。
【動画】ナダル、フォアハンドウィナーを決めて力強いガッツポーズ
ナダルは、昨年8月に慢性的な痛みを抱えていた左足の故障により、ツアーから離脱。12月16日~18日にアラブ首長国連邦・アブダビで開催されたエキジビションマッチ「ムバダラ・ワールド・テニス選手権」では、約4ヵ月ぶりに実戦復帰を果たした。
その後、新型コロナウイルスの陽性反応が出たことを明らかにしたナダルだったが、31日に今大会と全豪オープンの会場であるメルボルン・パークで練習している。
今大会は、自身のアカデミーを拠点にしているジャウメ・ムナル(スペイン/同77位)と組んだダブルスにも出場。4日に行われたダブルス1回戦で勝利し、約5ヵ月ぶりのツアーで勝利を挙げている。
この日の試合、ナダルは2度のブレークを奪い危なげなく第1セットを先取する。しかし、第2セットでは先にリードを奪う展開も、ベランキスのタイミングの速いリターンに苦戦し、リードを守ることができず。このままタイブレークに持ち込まれるかと思われた。だが、第12ゲームでベランキスのミスが続き、3本のマッチポイントを握ると、最後はフォアハンドのウィナーを奪って、試合を決めた。
同日にはダブルス2回戦も予定されており、第4シードのアンドレイ・ゴルベフ(カザフスタン)/フランコ・スクゴール(クロアチア)と対戦。
明日行われるシングルス準々決勝では、アレクセイ・ポピュリン(オーストラリア/同61位)とタロン・フリークスポール(オランダ/同65位)の勝者と対戦する。
※ナダル/ムナル組は、6日に予定されていたダブルス2回戦を棄権