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JR東日本は、気仙沼線BRTの専用道において、国内のバスで最速(60km/h)・最長(15.5km)となる「自動運転レベル4」の走行を実施します。これは特定条件下でシステムがすべての運転操作を行い、運転士の監視が不要となる高度な技術で、東北運輸局からの認可取得は同社が初めて。

2026年5月29日から7月4日にかけて、この“未来の乗り物”をいち早く体験できる無料乗車イベントも開催します。かつて鉄路だった専用道を、最新の磁気マーカとLIDAR技術で疾走するBRTの進化。その詳細と応募方法を解説します。

国内最速・最長の自動運転レベル4が実現

運転士が不要に!? 気仙沼線BRTで国内最速・最長のレベル4自動運転走行。専用道を駆ける未来のバスを事前応募制で無料体験(6/20締切)
イメージ(※国土地理院WEBサイト地図データを基にJR東日本が編集・加工)

JR東日本は、2026年5月29日(金)~7月4日(土)の間の毎週金曜日と土曜日に、気仙沼線BRTの柳津駅~水尻川AP間で自動運転レベル4の走行を実施します。

運転士が不要に!? 気仙沼線BRTで国内最速・最長のレベル4自動運転走行。専用道を駆ける未来のバスを事前応募制で無料体験(6/20締切)
自動運転のレベル分けイメージ(※国土交通省資料を参考にJR東日本が作成)

自動運転レベル4とは、特定条件下でシステムがすべての運転操作と緊急停止を行うもので、運転士の監視や介入が不要となる高度な技術です。今回の運行では、最高速度約60km/h、走行距離約15.5km(片道)となり、国内のバスによるレベル4自動運転としては最速・最長を誇ります。

安定走行を支える最新のセンサー技術

運転士が不要に!? 気仙沼線BRTで国内最速・最長のレベル4自動運転走行。専用道を駆ける未来のバスを事前応募制で無料体験(6/20締切)
自動運転バスに搭載されているセンサなど

車両には、レーザーで物体までの距離と形状を識別するLiDARや、物体の特徴を把握するための単眼カメラなどが搭載されています。

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自動運転を支える磁気マーカによる自車位置認識技術(イメージ)

さらに、専用道内に約2mごとに埋設された磁気マーカと、車両の磁気センサによって自車位置を高精度に認識。約10mごとに設置されたRFID付の磁気マーカを用いることで絶対位置を瞬時に把握でき、GNSSの位置情報を受信しにくいトンネル内でも安定した自動運転が可能となっています。

自動運転バスに無料で乗車できるチャンス

この自動運転バスの先進性を広く知ってもらうため、希望者は無料で乗車することができます。運行は柳津駅を発着する往復乗車となり、志津川駅等での途中下車はできません。全員着座での乗車となり、立ち席は設けられていません。

応募方法と注意事項

乗車には事前の応募が必要です。
応募期間:2026年5月8日(金)~6月20日(土)まで

応募はパソコンもしくはスマートフォンから行い、申込みは一人一回までです。台風や濃霧など運行に危険がともなうと判断される場合や、車両点検が必要な場合は予告なく運行を中止することがあります。

地方交通の未来を切り拓く試み

少子高齢化や運転手不足が深刻化する中、地方における持続可能な公共交通の維持は喫緊の課題です。JR東日本の資料でも、自動運転バスの開発は持続的な公共交通を維持運営していくための手段の一つとして位置づけられています。

かつての鉄路であった専用道を、高度なシステム制御のもと最高時速60kmで駆け抜ける気仙沼線BRTの姿は、単なる実証実験の枠を超え、今後の日本のモビリティの歴史的な転換点となるでしょう。

【参考】高輪ゲートウェイシティで開催! タッチレス改札から自動運転バス、3Dプリンターで作るラーメンまで「100年先のくらし」体験イベントに潜入(※2026年5月掲載) https://tetsudo-ch.com/13028790.html

鉄路からBRTへ、そして自動運転へと形を変えながら、地域を支え続ける気仙沼線。最新技術が東北の地から日本の公共交通の未来を塗り替えていく瞬間を、あなたも目撃してみませんか?  未来の交通システムをいち早く体験したい人は、応募事項を確認のうえ、自動運転レベル4の世界を体感してみてはいかがでしょうか。

(画像:JR東日本)

鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

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