レアルのベンゼマ photo/Getty Images
安価の大ヒット補強も目立つ
爆買いの方ではなく、コストを抑えたバーゲンの方でレアル・マドリードが称賛される時代がくるとは。
今季リーガ・エスパニョーラを制したレアルについてスペイン『MARCA』は、安価で獲得した選手たちの活躍が大きかったと取り上げている。
例えば長年右のサイドバックを務めるダニエル・カルバハルは、クラブの下部組織出身プレイヤーだ。レヴァークーゼンへのレンタル移籍を経て、2013年よりレアルでポジションを守ってきた。
中盤の掃除人となっている守備的MFカゼミロは、サンパウロからの移籍金とFCポルトからの買い戻し金を合わせても1130万ユーロと紹介されており、今の活躍ぶりを考えればお買い得な補強だったと言える。
同じく中盤で今季ブレイクしたMFフェデリコ・バルベルデは、2015年の時点でウルグアイ・ペニャロールからの移籍が内定。移籍金は500万ユーロと安価だ。
世界最高のセンターバックの1人と言われるDFラファエル・ヴァランも、2011年にフランスのランスから1000万ユーロで獲得。1000万ユーロのDFが世界最高級センターバックにまで成長したのだから文句なしだ。
前線の新たな核になることが期待されるFWマルコ・アセンシオも350万ユーロで引き抜いており、こちらも大成功の補強だ。
他には2500万ユーロのMFトニ・クロース、3500万ユーロのMFルカ・モドリッチ&FWカリム・ベンゼマも紹介されているが、彼らの貢献度を考えれば移籍金はお買い得との評価だ。
これだけ長く活躍してくれるのであれば、3500万ユーロの移籍金でもお買い得と言えるか。
1億ユーロ以上かけるような超大型補強は少なくなり、銀河系軍団レアルがなかなか堅実な強化をしてきたことが分かる。久保建英、マルティン・ウーデゴーら若手はまだ控えており、この路線でスペインと世界のサッカーを支配したいところだ。
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