一時はローマで貴重な戦力となっていたウンデルだが…… photo/Getty Images
今季はレンタル先のレスターでも存在感示せず
モハメド・サラーの後継者になれるはず。2017年夏の加入当初には各方面からそのように評価されていたレフティーだが、彼はその夢を叶えられないまま永遠の都に別れを告げることとなるのだろうか。
そのアタッカーとは、トルコ代表FWジェンギズ・ウンデル(23)だ。2016-17シーズンを最後にリヴァプールへと移籍したサラーと似たスタイルのレフティーということで、獲得当初はローマにおける成功を期待されていた同選手。だが、加入からしばらくは右サイドで存在感を発揮していたものの、彼は時間の経過とともにジャロロッシでの定位置を失うこととなった。
そんなウンデルは、2020-21シーズンは再起をかけてプレミアリーグのレスター・シティへとレンタル移籍。だが、ここでも彼はブレンダン・ロジャーズ監督の信頼を掴み取ることはできず。
こうした状況を見ても、現時点でサラーのレベルにはとても到達することができていないウンデル。もちろん、まだ23歳の選手ということもあり、ここから逆襲を見せる可能性もあるだろう。しかし、その未来を掴み取るために改善しなければいけない部分は多い。
独『Spox』によると、現在そんなウンデルにはレヴァークーゼンやRBライプツィヒ、フランクフルトといったブンデスリーガのクラブが獲得に興味を抱いているとも。まだ4大リーグの上位クラブから関心を寄せられるレベルをキープこそしているが、前述したプレイのクオリティを向上させなければトップクラスの舞台で生き残り続けるのは厳しいか。