フェイエノールトではゴールを量産しているヒメネス photo/Getty Images
ビッグクラブも注目する逸材はまだ代表のエースになれず
今季オランダ・エールディヴィジでは21ゴールを挙げて得点王レースに参戦しており、その活躍からビッグクラブ移籍の可能性が噂されるフェイエノールト所属のメキシコ代表FWサンティアゴ・ヒメネス。
メキシコ代表にとっては待望の本格派ストライカーなのだが、少し気になるのが代表成績だ。
2021年に行われたチリ代表との親善試合で1ゴール、2022年のナイジェリアとの親善試合で1ゴール、2023年に行われたゴールドカップのハイチ戦、パナマ戦で1ゴールずつと、やや物足りない印象だ。メキシコ代表は今月にCONCACAFネーションズリーグ決勝でライバルのアメリカ代表と対戦したが、ここでもヒメネスは不発のまま0-2で敗れてしまった。
アメリカ戦でのヒメネスはベンチスタートとなっていて、先発したのは自国メキシコのクラブ・アメリカでプレイする31歳のエンリ・マルティンで、ヒメネスはまだ代表で絶対的な戦力になり切れていない。
ライバルのアメリカ相手の戦績も悪くなっていて、2021年のCONCACAFネーションズリーグ決勝よりメキシコはアメリカと7度対戦して1度も勝っていない。昨年は0-3で完敗するなど、やや成長著しいアメリカの勢いに呑まれている印象だ。
そのメキシコ代表にとって5大リーグのビッグクラブへ向かう可能性があるヒメネスは希望の星なのだが、代表でも真のエースとなれる日はくるのか。