リヨンで活躍するラカゼット photo/Getty Images
リーグ・アンで後半戦より得点量産中
苦しんだ序盤戦を乗り越え、フランスではリヨンが着々と順位を上げている。現在はリーグ・アンで7位まで順位を上げているが、これに大きく貢献しているのがエースのFWアレクサンダル・ラカゼットだ。
32歳のストライカーはリーグ戦で15ゴールを挙げており、これはパリ・サンジェルマンFWキリアン・ムバッペ(24ゴール)、リールFWジョナサン・デイビッド(16ゴール)に次いでリーグ3位の数字だ。
この成績から考えれば、ラカゼットをフランス代表で見たいと思うファンもいるだろう。ただ、ラカゼットは2017年を最後に1度もフランス代表でプレイできていない。
近年の代表にはオリヴィエ・ジルー、カリム・ベンゼマ、ウィサム・ベン・イェデルらがおり、さすがにフランス代表のポジション争いは激しい。
しかし現在はベンゼマも代表を去り、ジルーも大ベテランだ。パリ・サンジェルマンにはランダル・コロ・ムアニがいるが、これまでロリアンやクレルモンでプレイしてきたエンツォ・レアーレはラカゼットを代表に招集してほしいと語る。
「彼はコロ・ムアニをはるかに上回っている。彼はオリヴィエ・ジルーだけでなく、ムバッペやデンベレにとっても完璧なサポートとなり得る。でも監督からの信頼は無い、それが現状だ」(仏『Foot365』より)。
ラカゼットはそこまで背の高い選手ではないが、前線でボールを収めることもできる選手だ。キリアン・ムバッペやアントワーヌ・グリーズマンといった周囲のアタッカーを活かすこともできるはずだが、今夏のEURO2024でもチャンスはこないか。