ファーディナンドとジェラードが並ぶ2006年のイングランド代表 Photo/Getty Images
まとまりを欠いたイングランド
今夏のW杯でも、優勝候補の一角と目されるイングランド代表。しかし、イングランドは前評判こそ高いものの、近年のW杯ではあまり結果を出すことができていない。
「黄金世代」と呼ばれた2000年代のチームも、豪華絢爛なメンバーと裏腹にW杯の成績はぱっとしなかった。元イングランド代表のリオ・ファーディナンド氏は、好きではないメンバーがいたと『The Times』で語っている。
「スティーブン・ジェラードは僕のことを好きじゃなかったし、僕も彼のことが好きじゃなかった。僕らとそれぞれのチーム(マンUとリヴァプール)の間には憎しみがあったから。でも今はもうそんなこと誰も気にしていないよ」
ジェラード氏はファーディナンド氏のYouTubeチャンネルに出演し、このことについて語ったことがある。
「私たちはみな、自己中心的な敗者だったと思う。今テレビで(ジェイミー・)キャラガーとガリー・ネビルの関係を見ると、まるで20年来の友人のように見える。おそらく15年間一緒にプレイしていた頃よりも、今のほうがずっと親しく、友好的な関係だ」
「なぜ当時、イングランド代表のチームメイトとして、我々はうまく連携できなかったのだろう。それはイングランド国内の文化に起因していたと思う。私たちは皆、部屋に籠りすぎていた。チームとして機能していなかったんだ」
国内クラブに対する強烈なライバル意識が、チームとしてのまとまりを阻害したと両者は考えているようだ。あれから20年ほどが経過した現在の代表チームは、W杯でうまくまとまることができるだろうか。
※電子マガジンtheWORLD317号、5月15日配信の記事より転載

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