トランプ政権は経済を不況に陥れ、産業界が武器やドローンなどの生産に専念できるようにするのか? 同じことはドイツや日本でも始まっている。
第2次世界大戦の時と同じ
ウォール・ストリート・ジャーナルの報道によると、「トランプ政権は現在、自動車メーカー( ゼネラル・モーターズ(GM) 、 フォード・モーター(F) )および他の米国の製造業者に対し、第2次世界大戦中に使用された慣行をほうふつとさせる武器生産の開始を求めている」という。
ゼネラル・モーターズ(日足)
「トランプ政権は経済を不況に陥れ、産業界が武器やドローンなどの生産に専念できるようにするだろう」という見方が市場の一部で浮上している。
三菱重工業(日足)「日本は平和主義から転換し、武器輸出規制を緩めつつある。600億ドルの防衛予算によって軍事産業を世界市場に開放し、東芝や三菱などが採用と工場拡張を進めている。防衛関連売上高は2031年までに50%以上増加する見込みだ。具体的にはフィリピンへのミサイルフリゲート艦供与、ポーランドとの電子戦・対ドローン共同プロジェクト、ウクライナとのドローン製造パートナーシップなどがある」
出所:@visonergeo
三菱重工業(週足)
昨日、レイ・ダリオはXに「多くの人は戦争を個別の出来事と捉えているが、私は歴史的なサイクルの一部と考えている。現在のイランとホルムズ海峡での動きもこの流れに含まれ、世界全体に大きな影響をもたらすだろう」と投稿した。
彼が見ている歴史的なサイクルとはどのようなものなのか?
ダリオがリンクトインに投稿した「The Big Thing: We Are In A World War That Isn’t Going To End Anytime Soon(重要な点:私たちは、そう簡単には終わらない世界大戦の中にいる)」から、一部を抜粋・要約して以下に紹介したい。
【私は50年以上グローバル・マクロ投資家として活動し、過去500年の市場動向も研究してきた。多くの人々はイランなど特定の話題にばかり注目しているが、より重要で長期的な出来事を見落としていると感じる。現在進行中の米・イスラエル・イラン間の戦争は、広範な世界大戦の一部であり、すぐには終わらない。
今起きていることは、過去の「ビッグサイクル」の局面で何度も繰り返されてきた。これは大規模な戦争につながる段階の一つであり、現在私たちはステップ9にあると考えられる。
この古典的な順序を以下に示す。1. 支配的な大国と新興大国の力が拮抗し、両者が対立する。
2. 経済戦争は制裁や貿易封鎖として表れる。
3. 各国は同盟を結成する。
4. 代理戦争が増加する。
5. 財政赤字や債務が主要国で拡大する。
6. 政府による産業とサプライチェーン管理が進む。
7. 貿易のボトルネックが武器化される。
8. 新しい戦争技術が開発される。
9. 複数の戦場で同時に紛争が生じる。
10. 国内では指導部への忠誠が求められ、反対意見は抑圧される。
11. 主要国間で軍事衝突が起こる。
12. 戦費調達のため増税や金融規制が広がる。
13. 最終的に勝者が新しい秩序を確立する。多くの指標から、現在は通貨秩序や国内政治、国際秩序が不安定化する「ビッグサイクル」の段階にあると考えられる。こうした傾向は1913~14年や1938~39年に似ており、戦闘段階への移行が示唆されているが、時期や状況には確実性はない。
戦争には明確な開始日がないことも多く、経済・金融・軍事面での緊張は宣戦布告前から生じることが歴史上よくある。現在、米イラン関係など今後の動向次第で、紛争の激化や核兵器保有拡大の議論が進んでいる。ただし、このまま全面戦争になるとは断定できず、双方にとってより良いウィンウィンの関係を目指して努力している。
ビッグサイクルでは、妥協できない対立が避けられず、最終的に暴力で解決される傾向がある。現状と私のテンプレートを比較し、何が起きているか把握して判断していただきたい】
レイ・ダリオの「戦争のサイクル」は、約500年の歴史を分析した「ビッグサイクル」理論の一部だ。覇権国が力を失い新興国が台頭する過程で、大国間の経済・軍事競争や債務危機、国内分断が重なり戦争につながると指摘している。ダリオは現在がこのサイクルの最終局面に近づいていると警告し、米国が転換点を迎えていると述べている。
帝国のビッグサイクル
覇権国家の推移「1945年、米国は世界の通貨の80%を保有していた。
当時はゴールドが通貨だった。世界のGDPの半分を占め、軍事力の独占権を持っていた。だから米国が世界秩序を決定したのだ」(レイ・ダリオ)
ダリオは現在、世界が「大きな変化のサイクル」にあると警鐘を鳴らしており、現在を「世界大戦の初期段階」と呼び、軍事衝突だけでなく、経済・地政学的な対立が今後5年以内に深刻化する可能性を指摘している。また、米国の膨大な債務(約39兆ドル)を背景に、中央銀行がドルからゴールドなどの他資産へ分散投資を進めており、ドルの長期的下落を警告している。
ゴールドCFD(月足)
ドルインデックスCFD(月足)
4月15日のラジオNIKKEI「楽天証券PRESENTS 先取りマーケットレビュー」
4月15日のラジオNIKKEI「楽天証券PRESENTS 先取りマーケットレビュー」は、原田雄一朗さん(楽天証券常務執行役員)をゲストにお招きして、「マーケットと信用リスクの総点検」「月曜日に下げ火曜日と水曜日に上げるTACOトレードパターン」「ドル円は動けずクロス円は円安軌道に復帰」「覇権国家の変遷」「米ドルの担保は軍事力」というテーマで原田さんと話をしてみました。ぜひ、ご覧ください。
ラジオNIKKEIの番組ホームページ から出演者の資料がダウンロードできるので、投資の参考にしていただきたい。
4月15日:楽天証券PRESENTS 先取りマーケットレビュー
(石原 順)

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