JR北海道の札沼線に「ロイズタウン駅」が誕生することに。個性的な名称を持つこの駅について、きっぷを買うと楽しくなりそうな、その相棒たり得る駅を見つくろってみました。
JR北海道の札沼線に2022年春、個性的な駅名が誕生することになりました。
その名は「ロイズタウン駅」。チョコレートで知られるロイズコンフェクト(ROYCE')ふと美工場近くに、同社と、その工場がある当別町による請願を受け設置されるもので、場所は札幌駅から約20km、所要時間およそ30分のところ。開業後は工場見学のアクセス駅になるほか、これによる地域活性化も期待されています。
札幌近郊に誕生する「ロイズタウン駅」(画像:JR北海道)。
さて昭和50年ごろ、北海道では国鉄広尾線(1987年廃止)の愛国駅から幸福駅までのきっぷが、駅名の字面から「愛の国から幸福へ」ということで、全国的な話題になったことがあります。
新たに誕生する個性的な駅名「ロイズタウン」。ほかの駅と組み合わせてどんな楽しそうな字面ができるか、考えてみました。実際にそのきっぷを買えることを考慮し、JRの駅だけを対象にしています。
町から町へ そしてロイズタウンから宇宙へ…「ロイズタウン駅」と組み合わせると面白そうなきっぷを、いくつかご紹介します。
ロイズタウン → オレンジタウン「オレンジタウン駅」は、JR四国の高徳線に存在。香川県さぬき市にあり、高松駅から約19kmの距離です。
普通片道運賃(大人)は、室蘭本線経由で2万1580円。営業キロは2007.8kmです。
ロイズタウン → ユニバーサルシティ「ユニバーサルシティ駅」は、JR西日本の桜島線(JRゆめ咲線)に存在。大阪市此花区にあり、大阪駅から約7kmの距離です。「ユニバーサルシティ(USJ)」のオープンにともない、その最寄り駅として新たに設けられた駅です。
普通片道運賃(大人)は、室蘭本線経由で1万9470円。営業キロは1781.6kmです。ただしこのきっぷを普通に買うと、「ロイズタウン → 大阪市内」というきっぷになってしまうため、新大阪駅から遠回りしておおさか東線、関西本線(大和路線)経由で計算しています。
Jヴィレッジ → ロイズタウン「Jヴィレッジ駅」は、JR東日本の常磐線に存在。福島県楢葉町にあり、いわき駅から約25kmの距離です。サッカーなどのスポーツトレーニング施設「Jヴィレッジ」の最寄り駅として、2019年4月に開設されました。
普通片道運賃(大人)は、室蘭本線経由で1万2980円。営業キロは957.8kmです。
ロイズタウン → スペースワールド「スペースワールド駅」は、JR九州の鹿児島本線に存在。北九州市八幡東区にあり、小倉駅から約10kmの距離です。「スペースワールド」は宇宙のテーマパークで、その最寄り駅でしたが、2018年1月にテーマパークの「スペースワールド」は閉園。駅と駅名はそのままになっています。
普通片道運賃(大人)は、室蘭本線経由で2万4360円。営業キロは2377.1kmです。ただしこのきっぷを普通に買うと、「ロイズタウン → 北九州市内」というきっぷになってしまうため、小倉駅から遠回りして日田彦山線、後藤寺線経由で計算しています。
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これら運賃は、ロイズタウン駅が開業前であるため、近隣のJR札沼線石狩太美駅を基準に「JR運賃計算システム MARS for Windows Version 0.29」で計算しました。