新設備「多機能ポール」の役割とは
NEXCO東日本が2026年度より、東北道の一部区間に「多機能ポール」の設置を開始しました。すでに目撃した人を中心に、SNSでは「カメラのようにも見える」「新型のオービスだろうか?」などとも言われている設備ですが、一体なんなのでしょうか。
多機能ポールは東北道の鹿沼IC~宇都宮IC間において、路肩側に約300m間隔で設置が進められています。ポールは高さ約7mと大型で、実際に設置された姿を見ると、かなりの威圧感を覚えるかもしれません。
これは、高速道路上の事故や落下物の有無といった情報を、リアルタイムで集めるための設備です。本年(2026年)度は当該区間への設置工事のほか、本格運用に向けた実証実験も行う予定です。
多機能ポールの上部はモジュール構造となっており、主に昼間使用する可視光カメラと、夜間や悪天候時に使う遠赤外線カメラの2種類のカメラを持ちます。また、平常時には緑色に点灯し、非常時には赤色やオレンジ色に点滅してドライバーに注意喚起を行うインフォメーションライトも備えます。さらに、今後はLiDARなどのセンシング機器や、路車間通信設備などの搭載も見据えているとのことです。
これら情報を道路管制センターと連携したり、走行中の一般車へ規制情報などを直接送信したりする運用が想定されています。自動運転車がその情報に基づき、落下物を避けるため事前に車線変更を行うなどのイメージが示されており、道路と車両が相互につながるための次世代インフラのひとつに位置づけられています。
この取り組みは、NEXCO東日本が現在進めている「moVisionプロジェクト」という計画の一環です。本プロジェクトでは、近い将来の自動運転社会の実現を加速させる「次世代高速道路」の整備を目指します。

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