前年同月比で「警告カード」の交付件数は増加。交通違反の告知件数は激減
東京都内の自転車運転中の取締り結果を、警視庁が公表しました。
2025年4月と2026年4月、ともに1か月間の都内における交通違反切符の交付状況は以下の通りでした。
・2026年4月 66件(赤切符)、601件(青切符)
・2025年4月 914件(赤切符・青切符は制度なし)
反則金制度が導入された後も、飲酒運転や他の車両を妨害するあおり運転は、刑事事件の対象となり、赤切符が交付されます。2026年の赤切符交付66件は、こうした重大違反だったことが考えられます。違反摘発の大多数は、反則金制度の導入によって青切符交付へ移ったことが、数字から読み取ることができます。
交通違反切符の交付総数を前年同月比で見ると、約30%ほど減少し、自転車の利用者に道路交通法への関心が広がっていることがわかります。
一方、交通違反切符の交付に至らない「自転車指導警告カード」の交付件数は、前年同月比で増えています。
・2026年4月 2万4542件
・2025年4月 2万1775件
年間を通じて見ると、自転車警告カードの交付は4月が最も多く、ほかの月は1万件前後を推移しています。その中で増加しているのは、自転車の法令違反に対する指導が強化されていることを示すものです。
「いい歳したオトナ」が最も違反
警視庁は、交通違反切符を交付された人物像についても集計しています。2026年4月に青切符を交付された年齢層順に示します。
・40代 102件(20%)
・50代 98件(20%)
・30代 75件(15%)
・20代 65件(13%)
・70代 59件(12%)
・60代 51件(10%)
・10代 27件(5%)
・80代 23件(5%)
・90代 1件(0.2%)
交通事故啓発では高齢者事故がクローズアップされますが、社会的な活動が活発な年齢層が交通事故に遭いやすい傾向があります。
また、摘発時の違反の種類は、重点取締りの対象とされる違反が、検挙件数にも反映されました。一時不停止、信号無視は重大事故につながるため、特に注意が必要です。
・一時不停止 248件(50%)
・信号無視 129件(26%)
・しゃ断踏切立入 95件(19%)
・整備不良 9件(2%)
・通行区分 7件(1%)
・携帯電話使用等 6件(1%)
・そのほか 7件(1%)
なお、自転車が関係する2026年4月中の事故は1010件(暫定値)でした。前年同期比で190件少なくなっています。また、2025年までの過去5年間における4月中の事故平均件数1129件も下回る結果でした。

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