羽田線は「独占状態」

 ANA(全日空)グループが2026年、カナダ・バンクーバー線を強化します。6月から8月にかけて、これまで運航していた羽田~バンクーバー線に加えて、成田~バンクーバー線も限定運航。

期間中は東京~バンクーバー線は毎日2便体制になる予定です。この2路線はどのように使い分けがされているのでしょうか。

「搭乗率80%超え」の絶好調路線になぜ“夏だけ”増便? AN...の画像はこちら >>

「成田便は需要のある時期に飛ばすことで、どのようなお客様にご利用いただけるかというトライアルです。夏のバンクーバーは非常に魅力があると考えており、機材を最大限活用する意味でも、もう一便増やすことにしました。また、バンクーバーは北米路線のなかで、最も近いゲートウェイの一つです。そのため、アジア全体と北米を結ぶ乗り継ぎのお客様も非常に多い路線です。さらに成田行きは14~15時ごろに到着するため、その日のうちに伊丹や名古屋へ乗り継げることも評価されています」。ANAの西田章吾バンクーバー支店長は、新設の成田線を次のように説明しています。

 一方、「唯一の羽田路線ということが強みです」という羽田~バンクーバー線は好調な搭乗率を記録しており、「年間を通じて搭乗率(ロードファクター)は80%台後半を維持しています。239席に対して、常に200席以上のお客様にご搭乗いただいている状況です」とも。また、カナダへの入国審査も空いている時間帯に到着するため、比較的スムーズに入国できることが強みといいます。

 そして同氏によると、ANA便のバンクーバー線は、同社が加盟する航空連合「スターアライアンス」に属するエア・カナダの拠点空港であることも大きな強みといいます。

「夏のバンクーバーはベストシーズンで、ヨーロッパからのリゾート地としても人気があります。自然を満喫するために、自転車を持ち込んだり、トレッキングを楽しんだりする方が多くいらっしゃいます。私自身も昨年初めて夏を経験しましたが、非常に過ごしやすく、北海道に近い気候だと感じました。カラッとしていて、蚊がほとんどいないのが特徴です。公園などに行っても刺されることはまずありません。また、夜20時半から21時ごろまで明るいので、夏場は本当に過ごしやすい気候です」。増便に先立って、西田支店長はバンクーバーについて次のように紹介しています。

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