テーマは「春にしかできない釣りをしよう」。群馬県館林市にある城沼で乗っ込みの魚を狙い撃ち。
(アイキャッチ画像提供:週刊へらニュース編集部・関口)
苦戦を強いられる
群馬県館林市にある城沼のハタキ初日が3月16日。それから二日後の3月18日に吉田取材を敢行。ハタキ三日目と若干不利とも思える状況のなか、エリア随一のポイントに入るも8時過ぎまでに食わせたのは1枚だけ。しかも写真映えしない魚で、これぞ腹パンはまだ顔を見ていない。天候は曇り時々小雨。肌寒く上下のダウンを着込むほどだった。
「魚はいるんですよ。今もウキが横に消し込みましたし。でも食い気がまるでないですね」
苦労しているのは吉田だけではなかった、並びの記者やガイドの高西氏なども、ここまでの釣果は吉田と似たり寄ったりで、当然腹パンは1枚も出ていない。やはり急激な気温低下が要因か。
乗っ込みでいい釣りをしたいなら、一にも二にもタイミングだ。
吉田もそれはわかっていて竿6&8尺を使い分け、時にはエサ打ち点も大きくズラすなどあらゆる手だてを講じて食い下がる。
食わせられない!
10時過ぎ、朝から小雨交じりだった空が若干だが明るくなり気温が上昇してきた。ダウンを脱ぐほどではないが、それでも水中の魚には変化があったようで、この時間帯は吉田も含め、並びの誰もがアワせる回数が多くなった。それが食いアタリとは限らないが、それでもウキが真下に入ればアワせるのは当然。
悪いけど2枚目が出たよ。小さいけどね。
記者にヒットしたのは31cmとここではミニマムの部類だが、肩が盛り上がった地ベラだった。さらに数投後には40cm超はあろうかのマブナ。
吉田康雄「関口さん、好調じゃないですか!」
オレのことはいいからさっさと釣ってくれ。おそらく今がいい時間帯だと思うよ。
吉田康雄「わかってます。
無念のアッパー
それまでハタキが強烈におこなわれている左のボサ近くにウキを立たせていたが、それでは食わせられないと大きくウキが立つ位置をボサから離した吉田。当然、斜めや横に消し込む動きは減りウキは静かになった。
ここなら食わせられるかも!
ところが渾身のアタリで乗ったのはアッパー。これにはさすがの吉田もガッカリで、それをたまたまカメラで撮っていた記者も「何やってんだよー」と開いた口がふさがらない。
吉田康雄「えーっスレの写真も撮るんですか?」
もちろん撮るよ。だってそうでもしないと絞りシーンのコマ数が足りなくなるからね。
醜態をさらされてはたまらないと、気合を入れ直す吉田。ところがこのエリアで食い気が立ったのはこの一瞬で、以降は再び糸ズレしか出ない難しい釣況となった。
このまま撃沈で終わるのか、それとも何かまだ手だてがあるのか。時刻はすでに13時を回っていた。日没まではあと数時間あるが……。
次回も「春しかできない釣りをしよう」です。
<週刊へらニュース編集部・関口/TSURINEWS編>
この記事は『週刊へらニュース』2026年4月17日号に掲載された記事を再編集したものになります。
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