有馬記念で高田秋が「心配なのはオッズだけ」 本命馬は「今年に入って一気に頭角を現してきた馬」

『BSイレブン競馬中継』（BS11）の土曜レギュラーを務め、自身のYouTubeチャンネルでも予想企画を行なうなど、競馬好きとして知られるモデル・タレントの高田秋（しゅう）さん。12月24日に行なわれるＧⅠ有馬記念（中山・芝2500m）について、高田さんの"気になる馬"をピックアップしてもらった。

【仕事現場で「有馬、どう？」】

高田秋　いよいよ今週は有馬記念ですね。最近はいろいろなお仕事の現場で「有馬、どうですか？」と聞かれ、この季節がやってきたなと感じます。先日、ウエンツ瑛士さんとご一緒したのですが、ウエンツさんはかなりの競馬好きで、有馬記念に出るディープボンドの話でずっと盛り上がっていました（笑）。

　なんといっても年末の大一番ですから、とにかく当てたい！　今回のメンバーで私がまず気になっているのはスルーセブンシーズ（牝５歳）です。

　今年に入って一気に頭角を現してきた馬で、ＧⅠ宝塚記念（阪神・芝2200m）ではイクイノックスにクビ差の２着、フランスのＧⅠ凱旋門賞（フランス・芝2400m）でも４着という内容から、ここでも十分通用すると思います。

　中山競馬場の急坂についても、ＧⅢ中山牝馬Ｓ（中山・芝1800m）を勝っていますし、同じく坂のある阪神の宝塚記念を見ても、プラスに働きそう。そして鞍上は「グランプリ男」の池添謙一騎手。

歴代最多の４勝を挙げているジョッキーの腕に期待したいですよね。

　あとは当日どのくらいのオッズになるのか......。いろいろな方と話していると、この馬を推すケースが多いので、かなり人気になってしまいそう。不安はそのくらいです（笑）。

【人気馬はやっぱり外せない】

　次に気になるのは、スターズオンアース（牝４歳）ですね。前走のＧⅠジャパンカップ（東京・芝2400m）では、１着イクイノックス、２着リバティアイランドに次ぐ３着。今回その２頭はいませんし、鞍上はクリストフ・ルメール騎手。

やっぱり外せません。

　2500mの距離は問題にしないと思いますし、小回りコースも得意というわけではないでしょうが、過去のレースを見ると大きなマイナス材料にもならなそう。枠順や展開で少々の不利があっても３着以内は死守しそうですし、大崩れは考えられません。

　ジャスティンパレス（牡４歳）も上位は外さない１頭だと見ています。昨年の有馬記念は７着に敗れましたが、それ以降はすばらしい成長を遂げました。

　春にはＧⅠ天皇賞・春（京都・芝3200m）を勝ち、宝塚記念でも３着。そして前走のＧⅠ天皇賞・秋（東京・芝2000m）ではイクイノックスの２着と、ＧⅠでもずっと崩れていません。

　長い距離を得意にしている馬ですから、間違いなく前走より舞台は合いますよね。横山武史騎手とのコンビも２戦目になりますし、いろいろな条件がそろったと思います。

【穴を開けるならこの馬】

　ここまでは人気馬が多くなってしまいましたが、最後に挙げたいのはライラック（牝４歳）です。穴を開けるならこの馬じゃないかな、と思っています。

　中山では過去にＧⅢフェアリーＳ（中山・芝1600m）を勝つなど、得意な舞台ですよね。

後方から追い込むケースが多いので、どうしても展開に左右されてしまうのですが、逆にうまく展開がハマれば大仕事をできる気がします。

　ジョッキーの乗り方も重要になりそうで、戸崎圭太騎手とは今回がコンビ３戦目。好走するならこのタイミングではないでしょうか。

　ずっと応援しているディープボンド（牡６歳）の激走も期待しています！　有馬記念は、過去にこのレースで好走した馬がもう一度上位に来る"リピーター"が多く、ディープボンドは一昨年の２着馬。全盛期の力はないかもしれませんが、先行策がハマれば大穴を開ける可能性もあると思っています！

　今年は競馬の難しさを感じた１年でした。迷えば迷うほど馬券は当たらず、逆にサクッと決めた時は的中できることが多く、最初の感覚を信じることが重要だと悟りました（笑）。土曜競馬の予想は苦しみましたが、日曜は比較的よかったので、有馬記念も期待しています。ホントに当てたい！

【profile】
高田 秋　たかだ・しゅう　
1991年９月23日、北海道生まれ。モデル・タレント。競馬のほか、大のお酒好きで利酒師・日本酒品質鑑定士の資格を取得している。『BSイレブン競馬中継』（BS11）、『町中華で飲ろうぜ』（BS-TBS）、『高田秋のFEEL SHU NICE!』（ラジオ日本）などに出演。自身のYouTubeチャンネルでも、お酒や競馬などをテーマに情報発信中。