『ハイキュー‼』×SVリーグ コラボ連載vol.2(35)

アランマーレ山形 田中麻帆 後編

(前編:田中麻帆が振り返る、最後の春高バレーでの大逆転負け「本当に悔しいと涙が出ない」>>)

 現役のSVリーガーに、バレーボール漫画『ハイキュー‼』を語ってもらうコラボ連載。選手たちが選ぶベストメンバー、共感したシーン、ベストゲームとは?

【ハイキュー‼×SVリーグ】田中麻帆がベストメンバーの選定で...の画像はこちら >>

<SVリーガーが語る『ハイキュー‼』>

Q1、監督目線で『ハイキュー‼』のベストメンバーを選ぶなら?

【オポジット】

澤村大地(烏野高校)

【アウトサイドヒッター】

田中龍之介(烏野高校)、星海光来(鴎台高校)

【ミドルブロッカー】

黒尾鉄朗(音駒高校)、天童覚(白鳥沢学園高校)

【セッター】

影山飛雄(烏野高校)

【リベロ】

夜久衛輔(音駒高校)

「オポは大地さんで。

とにかく大黒柱。和久谷南戦では、大地さんが田中とぶつかって交代してから雰囲気が変わりましたし、バレーのリズムという点でも、こういう選手がチームにいるのはデカいなって思いました。

 サイドは田中。私の推しなんです! 熱いんですけど、頭は冷静。2年生ながら1、3年とどちらも気にかけながら臨機応変に動ける。特に3年から信頼が厚いのがいいですね。もうひとりは星海。レセプションも安定していますが、スパイクの引き出しがすごい。ブロックアウト、ティップと"ここぞ"の場面で決めてくれる。木兎(光太郎)もいいんですが、赤葦(京治)さんがいてこそかな、と思ったので。

 ミドルはクロ(黒尾)、天童のコンビで。タイプが違うふたりを並べました。

クロが落ち着いた分析バレーで、天童がゲスブロック。月島(蛍)も悩んだんですけど、黒尾も冷静ですからね。

 セッターは影山。誰とでも合わせられる及川(徹)と悩みましたが、影山のほうが天才肌というか、何かをやってくれる感じがします。リベロは夜久さん。明るくて上手な西谷(夕)が好きだったんですが、私自身がリベロをやってみた時に、夜久さんのほうが大きく見えたんです。リベロはセッターと並ぶゲームメイカーで、その点で夜久さんがベストリベロかなって思います」

Q2、教訓となった、共感した場面や言葉は?

「田中の『ところで平凡な俺よ 下を向いている暇はあるのか』という言葉はすごく共感します。SVリーガーも、この視点は大事。試合では熱くなりすぎて、オーバーワークになりがちですが、この言葉で一回落ち着けるんですよ」

Q3、作中の個人的ベストゲームと、その理由は?

烏野高校vs稲荷崎高校

「宮兄弟もいいですが、『ちゃんとやんねん』の北(信介)さんが好きなんです! 田中と逆で冷静なんだけど、後輩への愛も感じます。『どや俺の仲間すごいやろって もっと言いたかったわ』っていうセリフもグッときました。ベストメンバーには選びませんでしたが、リリーフサーバーの選出があったら、山口(忠)と一緒に選びたかったです!」

【プロフィール】

田中麻帆(たなか・まほ)

所属:アランマーレ山形

2002年10月4日生まれ、北海道出身。167cm・アウトサイドヒッター/リベロ。

小学4年の途中からバレーを始める。札幌山の手高校時代は3年連続で春高バレーに出場。神戸親和女子大学(神戸親和大学)ではオポジットとして活躍し、2024年の関西春季1部リーグでは最優秀選手賞など多くの賞を受賞した。2025年、アランマーレ山形に入団した。

編集部おすすめ