バレーボール 大同生命SVリーグ女子 チャンピオンシップ決勝 第1日(25日、横浜BUNTAI)

 2戦先勝で争うチャンピオンシップ(CS)決勝が始まり、元日本代表の中田久美監督が率いるレギュラーシーズン(RS)2位のSAGA久光が、SVリーグ初優勝に王手をかけた。決勝第1戦でRS4位からCS連覇を狙う大阪Mを3―2のフルセットの激闘の末に退けて先勝した。

中田監督は「簡単に勝てる試合ではないと思っていた。内容は良くなかった。5セット目、最後まで諦めずに戦えて、まず1勝できたことは良かった」と安堵(あんど)の笑みを浮かべた。

 今季フルセットの試合は16戦中14勝2敗と強さを示してきた。指揮官は強さの秘訣(ひけつ)について「それだけは分からない。いきなりスイッチが入ったりするので、誰がそのスイッチを持っているのかも分からないです」と首をすくめるが「フルセットで負けないことは力がないわけではない」と手応えもにじむ。

 この日は日本代表のミドルブロッカー・荒木彩花のクイック、大砲のサムデイの強烈なスパイクで流れをつくった。198センチの大阪Mの得点源・フランシスの攻撃を荒木が止めるなど、先に2セットを連取した。だが、スパイクやサーブでミスが見え始めた第3、第4セットを落とし、相手に追いつかれた。苦しい展開になったが、指揮官は落ち着いて「何もしていない」と“自滅”だと伝え、選手の頭から粘る相手の脅威を振り払った。荒木は「焦りはなかった」とうなずいた。

 21年東京五輪女子日本代表監督を務めた中田監督が、今季、10季ぶりに復帰した。

26日の第2戦で勝てば優勝が決まる。昨季より新たに開幕したSVリーグでは初の頂点を取りに行く。指揮官は「明日決める」と静かに闘志。ブロック5を含む14得点で引っ張った荒木は「チームを勝たせる選手になる。頑張ります」と右拳を握った。

 ◆チャンピオンシップ レギュラーシーズン(RS)の成績上位8チームが進み、ノックアウト方式で実施。2戦先勝で1勝1敗の場合のみ第3試合を行う。準々決勝と準決勝はRSの上位チームのホームで催し、1位と8位、2位と7位、3位と6位、4位と5位が対戦。決勝は25日~27日に横浜BUNTAIで開催し、日本一を決める。

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