この記事をまとめると
■高年式なのに安価という好条件の中古車をピックアップ



■あまり人気がないと言われている車種でも実力は一級品として業界から評価されている



■人ともあまり被らないので個性を出すならオススメだ



いまこそ狙い目な穴場中古モデルを探してみた

クルマの人気を計るバロメーターはさまざまあるが、如実に反映されやすいのが中古車価格ではないだろうか? 同じボディタイプで同年式、同程度の同価格帯の車両でも、人気に差があると中古車の価格は数十万円単位で変わってきてしまうのだ。



そこで今回は、ジャンル毎に一般的には不人気と言われているが、じつは実力を併せ持つ買い得かつ比較的高年式なモデルを独断と偏見でピックアップしてみた。



SUV:スズキ・エスクード

いまや世界的に人気ジャンルであるSUVは、中古車として購入しようにもなかなか価格の落ち幅が少ないタイプとなっている。そこでオススメしたいのが、スズキのエスクードだ。



現在は一旦販売休止期間を経て、ストロングハイブリッド仕様となったモデルが販売中だが、オススメしたいのはそれ以前の通常のガソリンエンジンを搭載したモデルとなる。



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ガソリンエンジンには1.6リッターのNAモデルと1.4リッターターボモデルが存在するが、どちらもスイフトスポーツにも搭載実績のあるエンジンとなっており、先進安全装備やアダプティブクルーズコントロールも標準装備となっているのだ。



とくに1.6リッターモデルは値落ち幅が大きく、走行距離5万km未満の修復歴なし車であっても総額150万円以下で狙うこともできる。



安くてもポテンシャルは高い次元にある

ステーションワゴン:ホンダ・ジェイド

セダン並みのハンドリングと広い荷室をあわせ持つ点が魅力のステーションワゴンは、日本では人気が低迷しつつあるジャンルのひとつ。そのため、現行モデルのラインアップからは徐々に姿を消してしまっているが、根強いファンも少なくない。そんなステーションワゴンとしてオススメしたいのが、2020年まで販売されていたホンダ・ジェイド。



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ホンダジェイド



3列シート仕様も存在するためミニバンのジャンルに入れられることもあるジェイドだが、立体駐車場にも対応する全高を持ち、3列目は床下に格納してステーションワゴン的な使い方もできる。



そしてパワートレインはスポーティな走りが堪能できる7速DCTを持つハイブリッドとパワフルな1.5リッターターボ(ターボは遅れて追加)が用意され、俊敏な走りを楽しむこともできるのだ。



そんなジェイドはホンダセンシング付きの仕様であっても総額100万円前後から狙うことができ、あまり他人と被ることもないため、個性を出したい人にもピッタリなのだ。



ミニバン:マツダ MPV

いまではミニバンから手を引き、3列シートはCX-8のみと割り切ったラインアップとなっているマツダ。しかし、過去には「マルチパーパスビークル」の頭文字をそのまま車名にしたMPVというモデルをリリースし、人気を博していた。



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マツダMPV



ここでオススメするのは2016年まで販売されていた3代目で、マツダらしいスポーティな走りが楽しめるミニバンとして稀有な存在だ。とはいえ広い全幅とアレンジ可能なシートによって室内はミニバンに求められる要件はクリアしているのである。



できればパワフルなターボモデルを狙いたくなるが、2010年に先んじて終売となっているため、長く乗るのであれば最終型に近いモデルを狙いたい。高年式であっても総額100万円以内で狙うことができる車両も多く存在しているのだ。