「デカイ・壊れる・燃費悪い」は昔の話!
若い世代には、かつて日本にもアメリカ車の黄金期があったということが信じられない人も多いかもしれないですね。有名人がこぞってコルベットやトランザムいったマッスルカーに乗り、まるで船のように大きなキャデラックやリンカーン、ビュイックのラグジュアリーセダンが成功者の象徴だった時代もありました。
しかし、バブル崩壊やプリウス登場といった時代の変化は、日本のアメリカ車にとって強い逆風となり、ついにはフォード、GM、クライスラーと3大アメリカ車企業のうちのひとつ、フォードが日本から撤退するという事態になってしまいました。
ただ、そんななかでもまだまだ、アメ車人気は消えていなかったのです。ジープはなんと、日本での販売台数が過去最高を記録! 2020年のTOKYO AUTO SALONでは新型のシボレー・コルベットが発表され、たった1日で400台以上の予約注文が入るなど、いま再びアメ車がじわじわキそうな予感でいっぱいです。
そしてそんなアメ車こそ、じつは女性に優しいクルマなんです。デカイ・壊れる・燃費悪いといったネガティブなイメージがあるかもしれませんが、それはもう大昔の話。とくに2000年代に入ってからのアメ車は、ドイツなど欧州車と比べてもまったく引けを取らない魅力があると思います。そこで今回は、女性にこそ乗ってほしい、ギャップ萌え必至なアメリカ車をご紹介します。整備など購入後のことを考慮して、10年落ちまでで買える車種から厳選しました。
1)フォード・マスタング
まず1台目は、誕生50周年を迎えても色あせない元祖マッスルカー、フォード・マスタング。「野生馬」を意味する名前のとおり、フロントグリルに鎮座するポニーのエンブレムや、伝統の縦3本ラインのテールランプが歴史の重みを物語っていますね。マスタングと言えばV8エンジン! というイメージかもしれませんが、現在はパワーと燃費を両立した2.3リッター直4ターボの「エコブースト」も人気。

それなら女性にも手に負えないことなく、市街地でもスムースに走れます。また、フォード撤退後もBUBU MITSUOKAで新車を販売しているので要チェックです。
2)ジープ・チェロキー
続いて2台目は、日本で安定した人気を維持し続けているジープから、ワイルドなのに乗りやすいチェロキー。フロントマスクはジープ伝統の7スロットグリルを採用しながらも、薄型ヘッドライトでモダンな印象になっているので、ドレスアップした服装にも似合うのがいいところ。

日常から休日のドライブまで楽しめる燃費の良いモデルも!
3)キャデラックATS
3台目は、一生に一度は乗ってみたいと憧れる人も多いキャデラックから、ラグジュラリーミドルサイズセダンのATS。キャデラックはSUVの人気も高いのですが、ちょっと街中では躊躇するくらいビッグサイズなので、女性にはセダンがオススメです。クーぺのような流麗なスタイリングで、縦型のLEDテールランプはキャデラックの伝統を感じさせながら、インテリアでは独自のインフォテイメントシステム「CUE」でスマホに連携できたり、タブレットのようなタッチ操作ができたりと未来感もあってウットリ。

2リッター直4ターボなら、スポーティにもジェントルにも走れて満足度が高いはずです。
4)リンカーンMKX
続いて4台目は、ほかではまず見つからない独創的なアメリカンスタイルSUV、リンカーンMKX。SF映画に出てきそうな未来的な雰囲気満点で、オフィススタイルにも似合います。バカでかいSUVが多いアメ車のなかでも、4740mm×1930mm×1685mmと比較的扱いやすいサイズ感なのが嬉しいですね。

しかもフォードのプレミアムブランドという位置付けのリンカーンだけあって、インテリアは丁寧なクラフトマンシップあふれる本革シート、大きなパノラミックガラスルーフなどで、優雅に乗れるSUVとなっています。
5)シボレー・カマロコンバーチブル
そして最後に5台目としてオススメするのは、シボレー・カマロコンバーチブル。近年では映画「トランスフォーマー」でロボットに変身したことで、カマロを知った人も多いと思いますが、ハワイやカリフォルニアの海辺などで、日焼けした肌で気持ちよさそうに乗っているアメリカ人をよく見かけるクルマです。初代は1967年に登場している歴史あるオープンスポーツカーで、現行モデルは先代よりひとまわり小さくなって、市街地でも扱いやすくなりました。新開発の2リッター直4ターボは燃費性能も進化しているので、日常から休日のドライブまで惜しみなく乗れると思います。

ということで、女性にこそ乗って欲しいアメリカ車、オススメの5台をご紹介しました。
しかも、輸入車はハイオクガソリンというイメージがあるかと思いますが、今回ご紹介したなかでマスタング、チェロキー、MKXはレギュラーガソリンでOKなので、お財布に優しいのも嬉しいですよね。そんなところにもギャップ萌えしそうなアメリカ車。食わず嫌いをせず、ぜひアメ車の世界をのぞいてみて欲しいと思います。