【三菱自動車工業】波乱が続く「業界の孤児」の行方は?|ビジネスパーソンのための占星術

こんにちは、柳川隆洸です。 新月のタイミングに合わせて毎月1回、「ビジネス×占星術」の内容で連載をしています。

西洋占星術では1ヶ月の始まりを新月としており、新月の星配置を見ることで1ヶ月の社会的傾向を知ることができます。

イラン戦争の激化と株価高騰が的中

まずは先月4月17日の新月から1ヶ月の振り返りをしたいと思います。

前回の記事で、「軍事的な緊張が複数の地域で表面化しやすい」「5月5日頃に軍事的な行き過ぎが懸念される」などとお伝えしていましたが、実際にホルムズ海峡で5月8日から9日にかけて米軍とイランによる実弾交戦が発生し、UAEにも弾道ミサイルが着弾。

さらには北朝鮮のクラスター弾実験など、牡羊座6天体集中の好戦的なエネルギーが軍事関連で表出する形となりました。

「5月11日から14日にかけて経済回復の追い風が期待できる」ともお伝えしていましたが、この頃、日経平均株価が6万3000円台で史上最高値を更新、5月11日にはS&P500も連日最高値を更新しており、およそ星の流れ通りの結果になっています。

地政学的リスクが深刻化、情報は慎重に確認を

そんな状況での5月の新月からの星の影響を見てみましょう。 新月は5月17日午前5時です。

今回の新月は牡牛座で起きており、太陽と月に加え水星も牡牛座で重なっています。さらに4月26日に双子座入りしたばかりの天王星と、この太陽・月・水星が重なる形で影響しているのが大きな特徴です。

牡牛座は物質・所有・金融を象徴し、双子座の天王星は情報・通信・コミュニケーションの革新を意味しますので、この組み合わせは金融とテクノロジーがテーマとなりやすい1ヶ月になりそうです。

実際に新月直前の5月15日にはパウエルFRB議長が任期満了を迎え、ウォーシュ氏が次期議長に就任予定となっており、世界の金融政策の舵取りが切り替わるタイミングと重なります。

5月22日頃には金星と海王星がハードに繋がります。海王星は曖昧さや幻想を意味しますので、金融市場での不透明な動きや根拠の薄い乱高下、詐欺的な情報にも注意が必要です。

そして5月26日頃には火星と冥王星がハードに繋がります。

火星は攻撃性、冥王星は強制力を意味する天体で、考えられる限り、かなり破壊的な星配置と言えます。

軍事的な衝突懸念も高まりますし、ホルムズ海峡での米イラン関係や台湾海峡周辺の動向には引き続き目を離せない時期になりそうです。

さらに5月29日には金星と土星もハードに繋がるため、5月後半は金融・経済面での重いニュースが続くかもしれません。

ポジティブな面としては、6月10日に金星と木星が蟹座で重なります。蟹座は生活基盤や家族・住居を象徴する星座で、木星の拡大力がここに加わることで、住宅・小売・消費といった個人の生活の豊かさにおいて追い風が期待できそうです。

私たち個人への影響としては、今月は新月で天王星の影響が強く出ますので、突発的な情報や新しい技術の導入機会が増えやすい1ヶ月です。

一方で、5月後半は金星と海王星、火星と冥王星のハードな繋がりが続きますので、情報の真偽を確認する時間を取ることを意識して過ごすようにしてください。

【企業ピックアップ】三菱自動車工業

毎月気になる企業をピックアップし、その企業の占星術的な視点からポイントをお伝えしています。

今回は三菱自動車工業<7211>(1970年4月22日設立)をピックアップしました。

三菱自動車は「パジェロ」や「ランサーエボリューション」「i-MiEV」(世界初の量産EV)など独自色のあるヒット車を送り出してきた自動車メーカーです。一方で2000年と2004年のリコール隠し、2016年の燃費データ不正と、過去三度の重大な不祥事を起こしてきた側面もあります。

2016年5月に日産が筆頭株主になってから今月でちょうど10年。直近は米トランプ関税の影響で、純利益が当初予想の400億円から100億円へ大幅下方修正、2025年1月のホンダ・日産統合協議への合流も見送り、「業界の孤児」とも言える立場で生き残りをかけた選択を迫られています。

そんな三菱自動車の今後を西洋占星術を使ってチェックしていきたいと思います。

ものづくりと相性が良い星配置だが曖昧さのリスクも

最初に三菱自動車の企業傾向を占星術で見てみます。

同社のホロスコープを見ると、企業の推進力である太陽に加え、情報発信を意味する水星、財政面を意味する金星、そして試練を意味する土星まで、四つの天体が牡牛座に集中しています。牡牛座は物質・耐久性を象徴し、ここに天体を集める企業はものづくりと相性が良い配置です。

事業の柱がSUVやピックアップで、「トライトン」が約570万台を世界150カ国に展開したのは、まさにこの牡牛座集中の特徴が現れた結果と言えるでしょう。

勢いの火星が双子座にあり、革命を意味する天王星とポジティブに繋がっています。双子座は機動力と新しいアイデアを象徴し、技術革新を生み出しやすい配置です。世界初の量産EV「i-MiEV」や「アウトランダー PHEV」のカナダ3年連続首位は、この繋がりがあってこその結果ではないでしょうか。

そして最も重要なのが、その火星と海王星が対向している配置です。海王星は曖昧さを意味し、火星の行動エネルギーにハードに繋がると、計画や実行のあいだに曖昧さが生じやすくなります。

1991年の燃費試験不正、2000年と2004年のリコール隠し、2016年の燃費データ不正と、同種の不祥事を四半世紀繰り返してきたのは、この対向が品質ガバナンスの盲点として表れた結果ではないでしょうか。

提携先の見直しや事業転換が進む時期に

ではこれから三菱自動車の今後の流れを見てみようと思います。

同社にとって最も深刻だったのが2016年4月20日に発覚した燃費データ不正です。当時のホロスコープを見ると、海王星が同社の土星に援助する繋がりで影響しており、海王星の曖昧さが土星の規律を緩める配置でした。

さらに2017年2月から11月にかけて、試練の土星が同社の冥王星にハードな繋がりで三度繰り返し影響し、企業の信用が一年以上問い直される圧力が続きました。

2024年から2025年にも似た星回りが再来し、冥王星が太陽と木星にハードに繋がり、土星が冥王星に対向しました。日産の株売却、米関税ショック、統合協議の問題など立て続けに起きています。

そして現在は、2026年6月から2027年3月にかけて、天王星が同社の火星にピッタリと重なる配置が三度繰り返される期間です。

天王星と火星の重なりは突発的な変化や大胆な選択をもたらすため、提携先の見直しや事業転換といった大きな決断がこの期間に集中します。同社の「組むなら従来の日産か他社か」の答えがここで出るのではないでしょうか。

その答えを占星術で読み解くために、相手候補である日産自動車(1933年12月26日設立)と本田技研工業(1948年9月24日設立)のホロスコープを見てみると、明確な差が見えてきます。

提携先としてはホンダとの相性が良好

筆頭株主の日産は、試練の土星が水瓶座にあり、これが三菱の土星とハードに繋がっています。土星同士のハードな繋がりは経営方針や規律が衝突しやすい関係を意味し、日産の経営混乱が三菱の経営自主性を揺さぶる現在の構図はまさにこの星回りが現れた結果と言えそうです。

一方でホンダは、組織の規律を意味する土星が乙女座にあり、これが三菱の太陽と援助する繋がりでほぼピッタリと結ばれています。

この繋がりは、規律で推進力を支える理想的な配置で、ホンダの「現場主義」「品質第一」の企業文化が三菱の海王星の曖昧さを締め直す関係がそのまま星に現れています。

さらにホンダの太陽が三菱の天王星にほぼピッタリと重なっており、ホンダの推進力と三菱の独自技術力が助け合いやすい関係も同時に成立しています。

ですので占星術視点で言うと、圧倒的にホンダとの提携がポジティブに見えてきます。

次に節目となるのは2028年から2029年のサターンリターンで、設立60年目と重なり、サターンリターンはこれまでも多くの企業にとって組織や事業構造の総点検を迫る試練の時期を意味しますので、ここで品質ガバナンスや経営独立性についての答えを出すことが求められそうです。

さらに2030年から2031年には冥王星が土星にハードに繋がる配置が三度繰り返され、組織の規律そのものに深い変容を迫ります。このような試練を単独で乗り越えるのは星の配置上かなり困難になることが予想されるので、ホンダのような企業と協業できるような関係性があると安心ではないでしょうか。

いずれにしても、2026年6月から始まる天王星と火星の影響の中で、同社がどのように立ち回るかが、重要なタイミングとなりそうです。

*次回公開予定は6月14日です。

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