アプローチは『セブン』×『ポルターガイスト』 映画『ザ・マミー』監督が明かす“新たな絶望”の作り方
『THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女』メイキング (C)2026 Warner Bros. Ent. All rights reserved

5月15日(金)に公開される映画『THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女』より、リー・クローニン監督のインタビューが公開された。



本作は、『死霊館』シリーズのジェームズ・ワン、『M3GAN/ミーガン』のブラムハウス、『WEAPONS/ウェポンズ』のワーナーブラザースというチームが放つ戦慄のミステリーホラー。

行方不明だった少女が8年ぶりに発見されたことをきっかけに、その家族の周囲でおぞましく不穏な出来事が次々と起こる様を描く。



インタビューでは、企画の始まりから、失踪した少女に“隠された秘密”、スピルバーグの『ポルターガイスト』を参照したことなど、“新たな恐怖”の創作過程を熱く語っている。



アプローチは『セブン』×『ポルターガイスト』 映画『ザ・マミー』監督が明かす“新たな絶望”の作り方

<リー・クローニン監督 インタビュー>
映画作りの醍醐味は、何が待ち受けているか分からない映画を作ることだ!



私にとって映画作りの醍醐味のひとつは、次に何が待ち受けているか分からないことだ。「本当に怖いミイラ映画はまだ存在しないのではないか?」と話す機会があり、すごく興味をそそられた。いつものようにストーリーを考えることにした。その過程で軸となる設定、描きたいキャラクター、同じ人物たちをめぐりふたつの時間軸にまたがるストーリーというのが見えてきて創作意欲が高まっていった。



失踪した少女の“隠された秘密”が映画を突き動かす!



『THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女』では“隠された秘密”を題材にしようと考えた。ミイラはエジプトの都市伝説を伝える存在で、ミイラを題材にした作品は、後に明かされる秘密に焦点を当てている。そこで考えたのは、しばらく失踪していたものの、人生が終わるよりも前に戻ってきた少女だ。そのミステリーの核心に迫る描写が、これまでのホラー映画とは異なる見どころになっている。



アプローチは『セブン』×『ポルターガイスト』 映画『ザ・マミー』監督が明かす“新たな絶望”の作り方

アプローチは『セブン』と『ポルターガイスト』のコンビネーション



メインストーリーがあり、その裏で様々な要素が同時進行する作品にしたかった。従来のホラー映画とは異なるこの映画のアプローチは『セブン』と『ポルターガイスト』のコンビネーションのようなものだ。

デヴィット・フィンチャーの『セブン』ではハードボイルドな探偵要素とダークなボディホラー要素が、そして『ポルターガイスト』では常軌を逸した体験が凝縮されている。また、スティーヴン・スピルバーグ監督の『ポルターガイスト』では、とある一家が物語の中心だったのと同様、本作でも家族とその関係性が描かれている。私はとてもダークなテーマと温かみを融合させたかった。家族というテーマは誰もが自分の経験と重ねられるものだから、ホラーな物語の入口として非常に効果的だ。



変わり果てた少女、その姿を白昼堂々と見せる!



発見された少女が変わり果てた姿で帰宅する。私がやりたかったことのひとつは、少女の姿を白昼堂々と見せることだ。得体の知れない異様な未知の存在を、劇中のキャラクターたちだけでなく観客にも体験してほしかった。この映画は爆発的なホラーで突然驚かせるというよりは、じわじわと紐解いていく。ケイティが戻って来ると、酷い状態の彼女を治療し、居心地の良い環境を整え、意思疎通を図る周囲の人たちの愛により、いったんは事態が落ち着いたかに見える。だが、ケイティに起きている明らかな異変が、失踪中に起こったことと結びついていることに彼らは気づいていない。つまり、“隠された秘密”があるからなんだ。



アプローチは『セブン』×『ポルターガイスト』 映画『ザ・マミー』監督が明かす“新たな絶望”の作り方

感情移入できるキャラクターを作り、彼らをじわじわと追い詰めていく。



観客を映画の世界に引き込むための効果的な方法は、観客が感情移入できるキャラクターたちを作り、その上で彼らを酷い目に遭わせてじわじわと追い詰めていくことだ。私は自分が作る映画や物語を、暗闇の中を進む乗り物やジェットコースターのようなものだと捉えている。静寂の中を進む時もあれば、先の見えない頂上へじわじわと向かっていくときもある。そして時には流れを一変させて心拍数を爆上げさせるような衝撃的な展開も必要だ。



父親役のジャック・レイナーと妻を演じたライア・コスタのリアルな演技



真実味を持って役を演じてもらうことが重要だった。ジャック・レイナーは、最初からすごく意欲的で本質を捉えていた。ホラーというジャンルにも精通しているから、撮影現場でもリーダーシップを発揮してくれた。ジャックと妻役のライアは、親としての苦悩、精神的な強さ、お互いに対する不信感、事態を打破しようとするエネルギーなどを、説得力とリアリティをもって見事に表現してくれた。説得力とリアリティを兼ね備えた演技と、家庭で巻き起こる緊張感MAXの超常現象との融合が、本作を特別なものにしていると思う。



ホラー映画は大勢で観るのがベストだ。私たちは一切の妥協なく映画作りに取り組んでいる!



私の作品は絶対に映画館で観てほしい。なぜなら、ホラーや感情、セットや景色など、大画面で最高の映画体験をしてもらえるよう、私たちは一切の妥協なく映画作りに取り組んでいるからだ。

それにホラー映画は大勢で観るのがベストだと思う。皆が同じタイミングで叫んだり、飛び上がったり、ポップコーンが飛び散ったり。同じ空間を共有している人たちのそういう動きを感じられるのが良いんだ。大画面と大音量の劇場で皆が一緒に一大スペクタクルを楽しめる作品を生み出せるよう、キャストも制作陣も全員が全力を尽くしている。ぜひ、劇場に足を運んで素晴らしい映画体験をしてほしい。



<作品情報>
『THE MUMMY/ザ・マミー 棺の中の少女』



5月15日(金)公開



公式サイト:
https://the-mummy-movie.jp/



(C)2026 Warner Bros. Ent. All rights reserved

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