『ライトアップ木島櫻谷Ⅲ』泉屋博古館東京で シリーズ第3弾は櫻谷が探求した色彩に注目
木島櫻谷《燕子花図》(左隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京(前期展示)

明治から大正にかけて京都画壇で活躍した日本画家、木島櫻谷(このしま・おうこく)の企画展『ライトアップ木島櫻谷Ⅲ ― おうこくの色をさがしに』が、4月25日(土)から7月5日(日)まで泉屋博古館東京で開催される。櫻谷は1877年京都の商家に生まれ、1938年に亡くなるまで、横山大観や竹内栖鳳らと並ぶ人気を博した画家だ



「ライトアップ木島櫻谷」シリーズは、大正中期に大阪茶臼山に建築された住友家本邸の大広間を飾った「四季連作屏風」を全点公開するともに、櫻谷の絵画表現の特質に光を当てるものだ。

パート1(2024年)は「筆法」、パート2(2025年)は「線」、そして今回は「色」に着目する。



『ライトアップ木島櫻谷Ⅲ』泉屋博古館東京で シリーズ第3弾は櫻谷が探求した色彩に注目

木島櫻谷《孔雀》昭和4年(1929)頃 櫻谷文庫

20世紀の美術の変革期、日本画においても近代表現が模索される中、京都派伝統の「写生」技術を活かしながら、着色や墨の発色を探求した櫻谷。自然主義や印象主義に共鳴した様式や画題、色彩革命に反応した新しい岩絵具への感化などが櫻谷の作品にも認められる。



『ライトアップ木島櫻谷Ⅲ』泉屋博古館東京で シリーズ第3弾は櫻谷が探求した色彩に注目

木島櫻谷《菊花図》(左隻) 大正6年(1917)泉屋博古館東京
(後期展示)

この展覧会では、「四季連作屏風」をはじめ、写生帖、本領の花鳥動物画や人物画などを紹介。櫻谷の使用した絵具や色彩表現に注目し、時代に応じた色彩の発色の仕方、絵具の質や扱い方を探っていく。



また特集展示『住友財団助成による文化財修復成果―文化財よ、永遠に2026』も同時開催。公益財団法人住友財団が推進してきた文化財維持・修復事業助成により蘇ったの中作品から、南北朝時代の禅僧の書跡や室町時代の漆工品、櫻谷の写生帖を展示し、文化財修復の最前線についても伝える。



<開催情報>
『ライトアップ木島櫻谷Ⅲ ― おうこくの色をさがしに』



会期:2026年4月25日(土)~2026年7月5日(日)
会場:泉屋博古館東京
[前期]2026年4月25日(土)~2026年5月31日(日)
[後期]2026年6月2日(火)~2026年7月5日(日)
時間:11:00~18:00(※金曜は~19:00)※入館は閉館の30分前まで
休館日:月曜、5月7日(木)(※ただし5月4日(月・祝)は開館)
料金:一般1,200円、学生600円
公式サイト:
https://sen-oku.or.jp/tokyo/

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