【ボートレース福岡（サマータイム）一般】北山康介「ダービーに向けてリズムを上げていきたい」後輩に続くべくモチベーションアップ

今節初勝利を挙げた北山康介


　〝主役〟が乗ってきた。3日目9Rで北山康介（35）＝東京・103期・A1＝は、2コースから差し抜けて待望の今節初勝利。
1号艇シードのドリーム戦で敗れてから波に乗れずにいたが、この勝利で一気に得点率もモチベーションもアップして予選ラストに飛び込んだ。

　成績通りに機力も大きな上昇カーブを描く。「ターンでの回転の上がりがすごく早くなって回り足はいい。行き足もいいし、最初とは全然違います」。当地は出走表の7点台の福岡勝率（過去3年）が示す通りにドル箱水面で、きっちり仕上げてきたのも相性の良さのなせる業。「もう自分のレースができる状態」と戦闘態勢は整った。

　ただ、前回（4月）はFに散ったとあって、今回に懸ける思いはひとしお。ドリーム1号艇選出も意気に感じている。「前回がFで終わったので、今節は何としてもやり返したい。10月のダービーに向けても、リズムを上げていきたいんで」

　10月に津で開催されるダービーでSG初出場を果たすが、ただ出るだけで終わるつもりはない。後輩の佐藤隆太郎が3月の若松クラシックでSG初優出初Vを成し遂げたことも大きな刺激になっている。東京支部から新たなシンデレラストーリーを生み出すべく、一般戦から一気にリズムを上げていく。
（森　大輔）

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