
今年は優出ラッシュの前原大道
2日目は3枠の1走だった前原大道(28)=岡山・123期・A1=が、3カドからコンマ03と気迫のSを決めて、1Mはピンポイントのまくり差し。BSは内から4号艇に舳先を掛けられたが、2Mでうまく振りほどいて決着。
ただ、機力面には課題を残す。「出足、回り足は◯だけど、伸びが△です」。予選後半戦に向けて相棒の心もとなさがネック。「あとは伸びなのか、出足なのか、何を求めるか悩みどころ」。方向性を熟考してパワーアップを図る構えだ。
「出来過ぎですよ」と謙遜するが今年はとにかく絶好調。7月のGⅡMB大賞(児島)で特別戦初のファイナル入り(2着)を果たすなどここまで10優出と安定感にも磨きがかかる。「GⅡを走った時のペラがとにかく良かった。思った通りの反応がありました。ただ、2節目の児島ではそれが使えなかった。見事に予選敗退しましたからね(笑)。
今期(5月~9月5日)の現在勝率は6.98で一流の証しでもある7点台も目前。それでも慢心は一切ない。「焦ると事故を起こすので、マイペースにやっていきます」。今年初Vへ向けても着実にステップを踏む。