【小倉競輪(ナイター)FⅠ】田中会心は逃げ粘り2着も「やられました」別線の術中にはまって歯ぎしり


【記者コラム・森川和也の追走一杯】

 A級準決3Rは、ヤング自力の田中会心(24)=熊本・123期・A1=が強烈な単騎カマシで2着に粘ったが「やられました」とうなだれた。

 1番車の大瀬戸潤一郎と、3番車の櫻井丈でS取り合戦。
インから盛り返した大瀬戸がかろうじて正攻法に位置したが、櫻井はしつように大瀬戸と並走。異変を察知した船曳義之が櫻井をサンドし、さらに田中も上昇して西ラインはようやく形ができた。だがその時には小坂丈が上昇してきていて、田中は突っ張り先行の態勢に持ち込めず、いったん後方に下げるしかなかった。

 「ひと息ついたら(小坂が)来ていたし、あの形になったら外には(自転車を)外せない。めちゃめちゃ勉強になりました」。鐘4角からのカマシは小坂の飛び付きもあって、大瀬戸はついて行けずに自分だけ。最後は小坂から切り替えた真崎新太郎に差されたとはいえ、田中の走りは総じて力強かった。それでも相手ラインの術中にはまったことに「せっかく大瀬戸さんにSを取ってもらったのに、申し訳ないし、悔しいですね」と歯ぎしりしていた。▼決勝11Rは、関東の小林令と真崎の実力者2人に任された。改良中のペダリングは「冷静にできたし、悪くなかったと思います」と良好で、うまく先手が取れれば確定板に残れるかも。2-47-47。

▼10R(岡本大嗣)好調な幸田望夢が、自在タイプの山本直を巻き込んでの先行策なら大チャンス。
2-47-457。



■小倉競輪 開催一覧(出走表・予想)

■小倉競輪 ニュース一覧



【小倉競輪(ナイター)FⅠ】田中会心は逃げ粘り2着も「やられました」別線の術中にはまって歯ぎしり

準決3Rで逃げ粘り2着も悔しそうな田中会心



編集部おすすめ