【小倉競輪(ナイター)FⅠ】山崎歩夢がS級初Vに王手も冷静沈着「自分の力を出して、ですね」

連勝で勝ち上がった山崎歩夢がいよいよS級初Vだ




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 S級準決11Rは、ルーキー山崎歩夢(20)=福島・125期・S2=が〝自給自足〟の先行勝負で連勝ゴールを飾った。

 1番車を生かして前を取ると、抑える気が感じられなかった浅見隼を軽く突っ張ってマイペース先行。
終2角4番手からサラ脚の真鍋智寛が番手の守澤太志が持って行けない外を捲ってきたが、猛烈な踏み直しで合わせ切った。

 「作戦通りに走れてよかったけど、真鍋さんが捲ってきたのが見えたので力みました。そこを修正したいですね」。残り1周のタイムは22秒5(前半11秒2、後半の上がり11秒3)。まさに非の打ちどころのない勝ち方だったが、頂点を目指す山崎は一走ごとに問題点を見つけ、確実につぶしていく。

 最終日決勝は原田研太朗とのライン2分戦で、準決で振り切った守澤太志が再び番手を固める。S級初Vのチャンスだが「狙うっていうよりも自分の力を出して、ですね」と冷静沈着。大ギヤモンスターと言われた父・芳仁に続く〝怪物〟襲名も近そうだ。
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