【ボートレースからつ（モーニング）ルーキーS】常住蓮が今年5回目のVゴール「肩の荷が下りました」

　　からつボートのルーキーシリーズ第15戦「スカパー！・JLC杯」は最終日の10日、12Rで優勝戦が行われ、1号艇の常住蓮（24）＝佐賀・126期・A1＝がインから先マイし、道中は3号艇の前原大道の猛追も振り切り、7月の下関以来、今年5回目のVを挙げた。2着は前原、3着は5号艇の吉川晴人が入り、3連単は1290円で5番人気の決着となった。



優勝盾を手に笑顔の常住蓮

■ヒーロー

　「いろんなものが懸かっていたので、緊張してました」。重圧をはねのけて、今年5度目の栄冠に輝いた。

　「展示で遅れたので、仕掛けて手前で様子を見ました」と大一番で繰り出したSはコンマ11。スリットは2号艇に先行されるも、「意外と落ち着いて回れました」。冷静に先マイを果たして一気に先頭に立った。道中は前原大道の懸命な追い上げに「気を抜けないな」と、最後まで集中力を切らすことなく、歓喜のVゴールを駆け抜けた。

　「プレッシャーは正直ありました」。周囲の期待を一身に背負いながらも、序盤から白星を量産して予選をトップ通過。王道のレールを外すことなくVまで歩み続けた。「いつものペラでいい。こんな感じにしたら出るなと思った」。素早くペラを整えて新エンジンにもうまく適応。「文句ない仕上がりでした」と強力な舟足もVを後押しした。

　これで今年5Vに到達。「（師匠の）山田（康二）さんとSGに出たいという気持ちが高まっていました」。来年3月のクラシック（蒲郡）出場権獲得へ向けて、「肩の荷が下りました」と一安心。今年最大のミッション完遂にも大きく近づいた。

　次節の大村を経て、23日からヤングダービー（宮島）に乗り込む。「GⅠ（のあっせん）はそこしか入っていない。自分ができること、やるべきことをやる。優勝を目指していきたいです」。地元の大器が、さらなるサクセスストーリーを歩む。（古川達也）




◆からつ12R優勝


着
枠
　選　手　名
年
支部
期別
ｺｰｽ
ST
今節成績


1
1
　常住 蓮
24
佐賀
126
1
11
121111231


2
3
　前原 大道
28
岡山
123
3
09
141232421


3
5
　吉川 晴人
22
滋賀
129
5
16
552322212


4
2
　水谷 理人
23
香川
132
2
07
13121321


5
6
　倉富 大誠
23
愛知
130
6
24
31452332


6
4
　藤田 俊祐
23
東京
129
4
11
525112612


　
3連単　1290円（5番人気）
決まり手＝逃げ

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