馬場貴也(滋賀)
滋賀のエース馬場貴也が強力な遠征陣を迎え撃つ。4~6月は絶不調にあえいだが、7月にびわこのGⅡ全国ボートレース甲子園を制して感涙。今度は栄えある地元周年記念で感激のシーンを演出する。
丸野一樹(滋賀)、守田俊介(滋賀)
遠藤エミ(滋賀)
滋賀勢はさらに、今年の特別戦線でVがある丸野一樹と守田俊介、特別戦Vこそないが準Vが2度の遠藤エミなど充実の陣容で、地元にタイトルを取り戻す。
白井英治(山口)
他支部勢で最注目は、8月にSGメモリアルを制したばかりの白井英治。3年前のメモリアル優勝戦の勇み足の悪夢もこれでだいぶ拭い去れたはず。びわこGⅠは優出3回でVはないが、今の勢いでVをつかんで、再びの年末の頂点へと突き進む。
松井繁(大阪)
びわこの特別戦と言えば松井繁が断トツの存在。当地通算優勝回数こそ、守田、馬場に次ぐ3位だが、今大会は第44、52、63回と3度のV。地区選やGⅡも含めれば特別戦7Vと、地元トップ選手をはるかにしのぐ実績を誇る。
湯川浩司(大阪)
松井と同じく大阪支部の湯川浩司も64回大会の覇者。びわこ通算の優勝回数も4回と今節参加選手では上位の水面実績だ。常に快速に仕立てる調整力は健在。今節も好パワーを引き出して優勝争いの中心に顔をのぞかせる。
片岡雅裕(香川)
湯川が勝った翌年の65回大会を制したのは片岡雅裕。自身初のGⅠタイトルだった。そのVは7戦5勝オール3連対と安定感抜群の取り口で王道を突き進んだ。再度の栄冠へ今回も電車道を突っ走る。
山口剛(広島)
山口剛も60回大会の覇者と実績は十分。そのVも含めて当地GⅠは優出4回。
椎名豊(群馬)
前回覇者の深井利寿が不在の今回、〝直近覇者〟として注目が71回大会Vの椎名豊。予選は1枠なしながら的確な走りで2位通過。準優をきっちり逃げるとトップ通過の菊地孝平が2着に敗れたため優勝戦は1号艇。巡ってきたチャンスをしっかりものにした。前回大会はベスト18止まりに終わっただけに、今回はベスト6入りへと雪辱を期す。
吉川元浩(兵庫)
当大会へ雪辱の思いが強いのは吉川元浩も同じ。湯川が優勝した64回大会では予選トップ通過を果たし、優勝戦も1号艇を手にしながらそのファイナルではコンマ01の勇み足に散った。GⅡ秩父宮妃記念杯を含む4度のVを誇る当地は、昨年8月の前回に優勝。
関浩哉(群馬)
関浩哉もびわこの実績は確か。7月にGⅡ全国ボートレース甲子園で優出を果たしたばかり。2020年のプレミアムGⅠヤングダービーでも優出と相性抜群の当地は現在3節連続優出中。今回もベスト6に名を連ねてもおかしくない。
平本真之(愛知)
平本真之もびわこでは23年のGⅡを含め3度のVを誇り好相性。その23年のGⅡは、峰竜太との激しい予選トップ争いを制してVまで駆け上がったもの。優勝戦もその峰に何もさせない横綱相撲でVを飾った。再び強敵たちを抑え込んでGⅠタイトルをつかみ取る。
大上卓人(広島)
大上卓人は初の特別戦タイトルを手にしたのがびわこ。20年のGⅡ秩父宮妃記念杯で、それも含め同杯は3度の優出と当地特別戦にめっぽう強い。今年は8月の三国周年記念で自身初のGⅠVと殻を破った。
その他の面々の当地GⅠ実績は、坪井康晴、丸岡正典、稲田浩二が2回の優出実績。須藤博倫は58周年、岩瀬裕亮は63周年、若林将は64周年のファイナリスト。深谷知博、上條暢嵩は2023年のBBCトーナメントでそれぞれベスト6入りした。当地特別戦実績者も豊富なだけに優勝争いは混戦を極めそうだ。