
與古田龍門の番手を死守して3着で勝ち上がった爲田学
爲田学(53)=沖縄・69期・A3=が番手を死守して勝ち上がった。
與古田龍門をマークした初日2Rは先行一車の番手だったため、別線にはインで粘られ、さらには追い上げにも遭うなど攻勢にさらされたが、位置は明け渡さずに最後の直線へ。
「(競技のケイリンではなく)漢字の〝競輪〟だったら頑張れる。前回の小松島も初日に競りに行った。競りは全く気にならないよ」。これまで幾度も激しい番手勝負を演じてきただけに、平然とした顔で振り返った。
「喜納(隆志・沖縄92期)に『最近、丸くなりましたね』と言われたよ。だから、小松島で競って、気持ちが入ったね。競りに行って良かった。競輪は気持ちが大事ですよ」。後輩の一言で闘魂を取り戻せた様子。2日目以降も熱い〝競輪〟の走りから目が離せない。