
【記者コラム・森川和也の追走一杯】
チャレンジ準決3Rは、ベテランの後田康成(52)=長崎・75期・A3=が1着強襲も「レース内容が良くなかったから」と頭をかいた。
BS4番手から上がり11秒4の猛烈な伸び脚で突き抜けたが、納得がいかない。
「篠田(樹)君が行くのは分かっていたのに…」
ラインで勝ち上がりたかった篠田の意思を十分に理解していたが、それでも「ダッシュがないので離れてしまった」。篠田が〝裸逃げ〟になりながらも2着に粘ってくれたのがせめてもの救い。レース後は「強かったね」と、ホッとした表情でねぎらいの言葉をかけていた。
▼9R決勝は機動型3人の実力が接近。後田は南九州ラインの後ろで3番手回りだが、脚がたまるポジションで浮上のチャンスがありそうだ。124-5=124。
▼10R(熊谷芽緯)ピンピンで優出に成功は柳原真緒と同じ成績だが、動き自体は今開催のガールズで最高と言える。ハイレベルな決勝戦になったが、捲られることを恐れずに仕掛け切れば、自身初の3連勝Vも見えてくる。2-136-1356。
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チャレンジ準決3Rを4番手強襲で制した後田康成