4月上旬、新幹線のグリーン車内で撮影された動画をめぐり、SNS上で賛否が巻き起こっている。ある家族系ユーチューバーが車内で弁当を食べながら家族でおしゃべりをする様子を撮影していたところ乗客から注意を受け、さらにその乗客を撮影して非難したことで炎上が拡大した。
グリーン車からの動画配信が炎上…鉄道各社の撮影ルールは?
「車内での通話もダメだし撮影はあかんやろ」
「周りに迷惑かけるならお前らが乗るなよ」
ユーチューバーによる新幹線グリーン車での撮影行為に対して相次ぐ批判の声。その行為をめぐり、異なる見方をする声も見られる。
「動画見たけどそんなバカでかい声で喋ってたわけではなさそう。会話+カメラ回してるのも不快だったんじゃない?」
「他の人映してないし声のトーン落として喋ってるのにこの程度で袋叩きに遭ってるのは驚き」
このユーチューバーは、車内で乗客から注意されたことに腹を立てたのか、降車後にその乗客を撮影し「グリーン車に乗る資格がない」などと非難する様子を公開したことが、炎上のきっかけとなったとみられる。
さらにはこの事態から派生して、別の配信者が東北・北海道新幹線、北陸新幹線、上越新幹線(E7系)で営業しているグランクラス内での撮影・配信行為を指摘されるなど、事態は収束する気配が見えない。
そもそも、鉄道会社は乗客による撮影をどのように位置づけているのか。
ホームページで注意喚起をしている東京メトロの場合は、以下のように記載している。
「SNSなどにおける収益性のある投稿などの営利活動につながる撮影は、当社が許可した場合を除き、原則お断りいたします。またいかなる目的においても、個人のお客様によるライブ配信等の撮影はお断りいたします」(東京メトロ公式ホームページより)
また、阪急電鉄も、
「周囲のお客様や従業員の個人情報およびプライバシー保護の観点から、無関係のお客様や従業員を無断で撮影する行為はおやめください。また、SNS等における収益性のある投稿など営利活動につながり得る撮影や個人のお客様によるライブ配信等のための撮影は、当社が許可した場合を除き、お断りいたします」(阪急電鉄公式ホームページより)
としており、プライバシーと営利性の両面から注意を促している。
「車内や車外の撮影は可能」とする観光列車も
さらに、富士山麓電気鉄道もホームページ内で「【ご協力のお願い】電車内や駅構内における撮影マナーについて」と題し、次のように注意喚起している。
「今般、電車内において無断で他のお客さまや職員を撮影し周囲のお客さまにご迷惑をかける行為や、沿線での撮影において線路内に立ち入り列車が非常停車するなど、撮影において様々な事象が発生しております」
こうした状況を踏まえ、「線路内や立ち入り禁止区域など、社用地に正当な理由なく立ち入る行為」などに加えて、「SNS等で他のお客さま、職員の様子を無断で公開する行為」「職員やほかのお客さまに対して、私的なSNSアカウントの開示・交換を本人の自由意志を超えて求める行為」などをNG行為として列挙したうえで、「特に悪質と判断される際には、撮影・録音行為を中止いただき、法的措置をとらせていただく場合もございます」としている。
いっぽう、今年春に運行を開始する南海電気鉄道の観光列車「GRAN天空」では、「車内や車外の撮影は可能」(GRAN天空公式ホームページより)としている。しかし、同社の経営戦略部担当者は「撮影を自由に認めているものではない」と説明する。
「撮影に関する考え方やマナーにつきましては、他の列車と同様、他のお客さまのご迷惑とならないようご配慮いただくこと、フラッシュ撮影や通路をふさいでの撮影、ならびに三脚・自撮り棒の使用はご遠慮いただくこと、といった一般的な撮影マナーを前提としております。なお、この考え方はGRAN 天空に限ったものではなく、他の特急列車等においても基本的に同様です」(南海電気鉄道経営戦略部担当者)
このように鉄道会社によって撮影に関するルールはさまざまだが、「無断での乗客や乗務員の撮影」など、他者への迷惑行為は控えるべきだというのが共通の見解のようだ。
「収益性のあるサイトへの投稿など、営利目的での撮影に関しては原則お断りさせて頂いております」
スマートフォンやSNSの普及に伴い、対応を迫られる鉄道会社。今回の事態の発端となった新幹線を運行する東海旅客鉄道の担当者は、車内での撮影マナーについて次のように説明する。
「お客様個人でお楽しみになられる範疇で(旅の思い出づくり等)写真や動画を撮影していただくことは妨げておりません。
一方で、収益性のあるサイトへの投稿など、営利目的での撮影に関しては、当社の敷地内での撮影は原則お断りさせて頂いております」
担当者によれば、同社では法人・企業向けに有料で駅構内や鉄道車両内での撮影が可能なサービス「JR東海ロケーションサービス」を提供。
生放送やライブ配信、社員や他の客へのインタビューを伴う報道・取材目的の撮影はサービス対象外であり、撮影内容によっては断る場合もあるという。
続けて、車内の環境整備について次のように話す。
「当社では、安全の確保を最優先に、お客さま皆さまが快適にご旅行いただけるよう環境整備等に努めており、適宜車内巡回を行い必要に応じてお声掛けをさせていただいております。
また、一般の公共スペースと同様に、お客様同士でマナーを守り、譲り合い、お互いを思いやる気持ちを持っていただくことも大切であると考えております。
マナーを逸脱するような場面に遭遇された際や、お困りのことがございましたら、乗務員やパーサー、警備員へお申し出いただきますと幸いでございます」
新幹線や特急列車に限らず、電車内では多くの人がスマートフォンを手にしており、撮影された動画や画像が日常的にSNSに投稿されている。旅先やハイグレード車両であれば、その高揚感を共有したいという欲求も無理はない。
しかし、軽はずみな行為が思わぬトラブルに発展する可能性もある。そこが公共空間であることを忘れずに、節度ある行動を心掛けたい。
取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

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