【京都小6遺棄】「自宅の裏山で養父は何をしたのか…」逮捕から2週間…動機、殺害現場いまだ残る謎「変なオッサン」と結希君に呼ばれた養父の引き当たり捜査でみえたカギ
【京都小6遺棄】「自宅の裏山で養父は何をしたのか…」逮捕から2週間…動機、殺害現場いまだ残る謎「変なオッサン」と結希君に呼ばれた養父の引き当たり捜査でみえたカギ

京都府南丹市で安達結希君=失踪当時(11)=が遺体で⾒つかり、養⽗で会社員の安達優季容疑者(37)が死体遺棄容疑で逮捕された事件で、京都府警は遺体発見現場周辺などに優季容疑者を同行し実況見分を行なった。容疑者は結希君の殺害も認めており、府警は死体遺棄容疑での勾留期間が終了する5月6日かその前に、殺人容疑で再逮捕するための詰めの捜査を続けている。

最大の謎である殺害の動機を解明できるだろうか。

クマが献花台の菓子を狙って…

4月13日に遺体で発見された結希君が、生きていれば12歳の誕生日を迎えていた26日、ひと気のない山林や田畑が広がる遺体発見現場の近くでクマが目撃された。

遺体発見が報じられた後、周辺には花や菓子を供えにくる人が絶えず、地元住民が弔意から献花台を設けた。その台がうずもれるほど多くの花などが置かれていたが、クマが菓子をねらって現れる危険があるとの判断からその献花台やお供え物も撤去された。優季容疑者はクマが出る場所に遺体を遺棄していたことになる。

「正直な、最悪の結末やと思うわ。一家全員知ってるから心配だわ……。連絡してどうしてるかなんて聞けないけどな……。容疑者は一度だけ見たことはあるけど深くはわからん。容疑者が安達家に来てから一家の関係がどうなったのか、とかそういう詳しい事はわからんわ。ただ、あの一家は昔から知っとるけどみんな仲良かったわ」

結希君一家を知る男性はそう言って事件を嘆いた。優季容疑者は昨年末ごろに結希君の母と結婚し、この妻の実家である安達家で生活を始めていた。

一家を知る別の知人によれば、容疑者は妻が家族に引き合わせた時も、その後に家で一緒に暮らすようになってからも挨拶もしないような態度だった。

このため家族は結婚に反対し、それを押し切る形で優季容疑者は家に住むようになったという。

そんな継父のことを結希君も「家に変なオッサンがいるのはかなわんわ」と話していたことがわかっている。

その結希君は3月23日の朝、自宅で朝食を摂った後、約10キロ離れた小学校へ送っていくという優季容疑者の車に乗った後に失踪し、変わり果てた姿で見つかった。

報道各社はヘリコプターを飛ばし…

優季容疑者は死体遺棄容疑での逮捕前後に「学校まで送った後、南丹市内の別の場所に連れて⾏って殺害しその場に遺棄した」「カッとなって⾸を絞めて殺した」と供述している。だが、普段容疑者は結希君を学校へ送ることはしておらず、殺害が事実なら家を出た時から計画が始まっていた可能性も捨てきれない。

「容疑者については逮捕直後に殺害を認めたことだけ漏れましたが、その後、動機や計画性の有無などについての供述は、地元記者クラブもまったく報じることができていません。

府警が殺人罪で再逮捕するまでは殺害に関する具体的な取り調べを行なっていない事情もあるでしょう。ただ容疑者は殺害後に遺体を遺棄した場所を何度も変えたという特異な供述をしており、ここは現在集中的に取り調べているはずです。

しかし遺体が見つかった場所以外の遺体遺棄現場がどこだったかについても情報はまったく出てきません」(社会部デスク)

そんな中で28、29両日、府警は優季容疑者を同行させ事件現場を見分する「引き当たり」を実施。死体遺棄容疑の証拠固めが目的だが、殺害したと供述している現場が含まれている可能性があり、報道各社はヘリコプターを飛ばすなど大規模な取材体制を敷いた。

「28日は容疑者を乗せた捜査車両は自宅から学校へ向かう道中にある観光客用の公衆トイレ、次に自宅近くの裏山、その後に通学用のランリュックが見つかった場所を回りました。

29日は結希君のものと特徴が似た靴が見つかった場所と、献花台が撤去された遺体発見現場で引き当たりが行なわれています。

このうち自宅近くの裏山は遺体発見前に府警が大々的な捜索を行なった場所ですが、その理由や発見物などは一切表にはなっていません。府警は容疑者のスマートフォンやドライブレコーダーの解析から立ち寄った場所を絞り込み、その結果、遺体や靴を発見しました。

裏山も容疑者も立ち寄った形跡があるため捜索をしたとみられ、容疑者を連れて引き当たり捜査をしたことから重要な現場であったことは間違いないでしょう。ここで容疑者は一体何をしたのか」(社会部デスク)

地域のあちこちが犯行現場となった事件。地元に残された傷は深い。

※「集英社オンライン」では、今回の事件について情報を募集しています。下記のメールアドレスかXまで情報をお寄せください。

メールアドレス:
shueisha.online.news@gmail.com

X(旧Twitter)
@shuon_news  

取材・文/集英社オンライン編集部ニュース班

編集部おすすめ