現在放送中のドラマ「GTO」でメイン生徒役の鈴木百花を演じる大島美優。小学3年生で「ちゃおガール2018☆オーディション」準グランプリを受賞し芸能界入り。
2019年にドラマ「ラジエーションハウス」で俳優デビューを果たすと、アイドルグループ「Ciào Smiles」としての活動も経験。中学1年生で日曜劇場「マイファミリー」のレギュラーに抜擢され、二宮和也の娘役を熱演して話題を呼んだ。「マイファミリー」で役との向き合い方から現場でのコミュニケーションまで、多くを学んだという彼女に、これまでの歩みを振り返ってもらった。(前後編の前編)

【写真】ドラマ『GTO』に出演中、大島美優の撮り下ろしカット【8点】

――小学3年生から芸能活動を始めていますが、小さい頃から興味はあったんですか。

大島 物心ついたときから、お芝居が好きだったんです。おままごともそうですし、一人で物語を考えて、何役も演じる、みたいな遊びを家族の前でも一人の時でもやっていました。ドラマも大好きで、「マルモのおきて」(フジテレビ系)を観て、「(芦田)愛菜ちゃんみたいになりたい!」と憧れていたのを覚えています。

――人前で何かするのも好きだったんですか。

大島 大好きでした。特に記憶に残っているのが、幼稚園のお遊戯会で。年長さんの時にやった「アラジン」で、自ら立候補して魔法のじゅうたん役をやったんです。なぜかというとアラジン役やジャスミン役の子たちは数名が選ばれて、交代で演じるのですが、魔法のじゅうたん役は私だけで、ほとんど出ずっぱりだったんです。
その時に先生が、「美優ちゃんは大きく動いて偉いね」と褒められて、すごくうれしくてお芝居が好きなんだなと自覚しました。

――その時点で、将来は俳優になりたいという気持ちは芽生えていたんですか。

大島 俳優やタレントという職業がどういうものかは分かっていなかったのですが、テレビに出て何かできたら楽しいだろうな、という思いはありました。その後、小学3年生の時に「ちゃおガール2018☆オーディション」で準グランプリを受賞して、今の事務所に所属することになりました。

――「ちゃおガール」は少女漫画雑誌『ちゃお』の専属モデルです。

大島 『ちゃお』を愛読していて応募したのですが、ちゃおガール自体の活動はよく分かっていなくて、「カラーページにかわいい人たちが載っているな」程度の認識でした。応募した大きな理由は、ファイナリストに選ばれると、漫画家のまいた菜穂先生とお茶会ができるという特典があったことです。私はまいた先生が大好きで、実際にお茶会でお会いしたときは夢のようでした。その時に描いていただいたサイン色紙は、今も額縁に入れて飾ってあります。

――芸能活動にご家族は賛成だったんですか。

大島 おそらく受かるとは考えていなかったと思うのですが、「『ちゃお』も好きだし、挑戦してみれば?」と送り出してくれました。私自身、ちゃおガールになって何をしたいというのは固まっていなくて。
母によると、最初は「モデルのお仕事がやりたい」と言っていたみたいです。

――2019年にドラマ「ラジエーションハウス~放射線科の診断レポート」(フジテレビ系)で俳優デビューを果たします。

大島 『ちゃお』の撮影は定期的にあったのですが、ちゃおガールになった翌年から、お芝居のお仕事も、いろいろやらせていただきました。並行してお芝居のレッスンも受けていたのですが、理論的なお話を先生から聞くうちに、役について深く考えるようになりました。

――2019年から2021年まで、ちゃおガールの選抜メンバーによるアイドルグループ「Ciào Smiles」でも活動します。

大島 同期の他にも先輩・後輩がいたのですが、みなさん最初からフレンドリーに接してくれたので、ほとんど上下関係を意識することがなく、いつも楽しくて、和気あいあいとしていました。それほど歌うのは得意ではなかったのですが、初めてボイストレーニングを受けさせていただいて、レコーディングでもたくさん指導していただきました。ダンスは踊れている感覚があって自信満々だったのですが、今動画を見返すと全然できていなくて(笑)。ただ一生懸命さは伝わってきたので、自分なりに頑張っていたんだと思います。

――ステージにも立ったことがあるんですよね。

大島 ステージは3回くらい経験しました。映像のお芝居はやり直しもできますが、ステージは一発勝負なので、すごく緊張しました。
ただ、ちゃおガールのみんなと一緒というのは心強かったです。

――学校とお仕事の両立はいかがでしたか。

大島 小学生の時は問題なかったのですが、中学生になると勉強が難しくなって、両立が大変だなと感じるようになりました。中学1年生になるタイミングで、日曜劇場「マイファミリー」(TBS系)に出演させていただいて、それが初めての連続ドラマのレギュラー出演でした。撮影が続いて、ほとんど学校に行けない週もあって、そういう時は自分で教科書を読み進めたり、友達にノートを借りたりしてカバーしていました。

――初めての連続ドラマ、レギュラー出演はいかがでしたか。

大島 1つの役と約4か月間ずっと向き合うのも初めてだったのですが、やっているうちにどんどん役のことが分かっていくのが俳優としてすごく楽しかったです。錚々たるキャストの方々とお芝居できたのも貴重な経験でした。

――大島さんが演じたのは、二宮和也さん演じる主人公の一人娘・鳴沢友果役でした。二宮さんの印象はいかがでしたか。

大島 役の関係性と同じく娘みたいに接してくださって、とても優しかったです。二宮さんはお芝居はもちろんですが、座長としての立ち振る舞いや、休憩中などのスタッフさんへの気配りがすごく素敵でした。
私も一緒にお芝居をさせていただきとても勉強になりました。

――放送後の反響はいかがでしたか。

大島 街中で声をかけていただけることが増えました。学校の友達も観てくれていて、ちょっと照れくさい気持ちもあったのですが、私が出ているからではなく、純粋に物語を楽しんでくれていたのでうれしかったです。

――「マイファミリー」の撮影を通して、どういうところが成長したと感じましたか。

大島 お芝居部分の成長もあったと思うのですが、スタッフの皆さんとコミュニケーションを取れるようになったことが大きかったです。それまでは緊張や人見知りをしてしまって、上手く話せないことも多くて。俳優の先輩方のコミュニケーションの取り方を見て、こういうふうに話せばいいんだと学んで、監督さんとも役について少しずつお話しできるようになりました。以前は、言われたことをそのままやるだけだったのですが、今は自分なりに解釈したことを「こうやればいいですか?」と確認して、役を深めていけるようになってきました。

▼「GTO」
カンテレ・フジテレビ系 毎週月曜よる10時

出演:反町隆史 生見愛瑠 工藤阿須加 高橋メアリージュン 市川知宏 夙川アトム 近藤芳正 宇梶剛士 松嶋菜々子 ほか
脚本:遊川和彦
音楽:福廣秀一朗
主題歌:『POISON~言いたい事も言えないこんな世の中は~』反町隆史
エグゼクティブプロデューサー:安藤和久
チーフプロデューサー:河西秀幸
プロデューサー:永富康太郎 伊藤茜
演出:中島悟 松田健斗
制作協力:メディアプルポ
制作著作:カンテレ

公式サイト:https://www.ktv.jp/gto2026/
Instagram:https://www.instagram.com/gto2026summer/
TikTok:https://www.tiktok.com/@gto2026summer
X:https://x.com/GTO2026summer

【後編】大島美優が明かす『GTO』撮影秘話「反町さんの『ゆっくりやれば大丈夫』で落ち着けた」
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