中国の金融市場では、ここ2年ほど5年物大口譲渡性預金(CD)の取り扱いはほとんど見られなくなっていましたが、このほど中国銀行が個人向け5年物CDの取り扱いを再開し、市場の注目を集めています。
中国銀行が今回発売したCDは1カ月、3カ月、1年、5年など計7種類の期間を設定しており、そのうち5年物CDは最低預入額が20万元(約480万円)で、年利は1.6%です。
一般的な定期預金と比べ、CDは購入のハードルが高い一方で流動性が高く、投資家が途中で資金を必要とする場合には、証書を譲渡して換金することができます。現時点では、他の銀行が5年物CDの販売に追随する動きは見られません。
これについて南開大学金融学教授の田利輝氏は、ここ2年ほど、中国では国有大手銀行や株式制銀行を含む多くの銀行が中長期のCDの取り扱いを縮小しており、大手行が5年物を再開したのは、一部銀行による「個別の判断」だとみています。
また、中国国家金融発展実験室の曾剛副主任によると、5年物CDの再開は、商品として一定の競争力を持つ可能性はあるが、全体的な傾向としては、供給量はそれほど多くならず、一般的な商品として広く普及することはないだろうとの見方を示しています。(提供/CGTN Japanese)











