中国のSNSで日本のペリカン「カッタくん」の動画が紹介され、反響を呼んでいる。

カッタくんは1980年代後半から2000年代まで山口県宇部市のときわ公園で飼育されていたモモイロペリカン。

人懐っこい性格で付近の団地などに飛んでいくようになり、そのうち公園から800メートルのところにある幼稚園に「通園」するようになった。

動画には、幼稚園に飛んできたカッタくんが歓声を上げる園児らと共に園庭を歩き回ったり、園舎で合唱する園児らのそばでおとなしくたたずんだりしている様子が映っている。動画は1989年に撮影されたものだ。

中国のSNS・微博で200万超のフォロワーを持つブロガーは3日、この動画を転載し、「ここのところX(旧ツイッター)上で人気になっている動画だ。面白いのは、AI(人工知能)動画があふれていることで多くの人がこの動画を偽物だと思ってしまうことだ。実際には、日本のテレビ局が撮影した映像である」と説明した。

また、カッタくんの名前が故郷のインド・カルカッタに由来すること、1995年にはカッタくんを主人公とするアニメ映画「カッタ君物語」が制作されたこと、カッタくんは2008年に亡くなったもののその子孫が今も飼育されていることなどを紹介した。

中国のネットユーザーからは「これはリアルって分かるよ(笑)」「萌える~」「うわっ、宮崎駿のアニメみたいだ」「本当に(中国とは)異なる幼少期だ。かわいいなあ」「なんだか泣けてくる」「この幼稚園の子たちは一生自慢できる珍しい経験をしたね」「彼はどれだけの子どもに素晴らしくて忘れられない思い出を残してあげたんだろう」といった感慨深げな声が上がった。

また、中国では動物の虐待も少なくないことから、「彼を傷付けようとする子どもは一人もいないね」「動物保護がきちんとなされている場所では、動物は自由に暮らせる。幸せだな」「ペリカンも素晴らしい、子どもたちも素晴らしい、先生も素晴らしい(涙)。これこそ私が見たかった人間と自然が共存する光景。

子どもが動物を虐待し、親が通報し、先生が子どもにちゃんと話を聞けと言って動物を追い出したりするような光景じゃなくて」といったコメントも寄せられていた。(翻訳・編集/北田)

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