華為技術(ファーウェイ)はこのほど、同社の事業部門である雲核心網(クラウド・コア・ネットワーク)の劉智最高マーケティング責任者(CMO)がサウジアラビアで開催されたLEAP 2026(リープ2026)世界技術サミットで発表した、ユーザーの要求が厳しいゲームへの対応により、あらゆる業界のデジタル高度化を後押しすることができつつある状況を改めて紹介した。
サウジアラビアには人口の67%に相当する2350万人余りのゲーム愛好者が存在し、その61%がスムーズで安定したゲームネットワーク環境を必要としているとの考えを示しているという。
ゲーム産業はデジタル技術の急速な更新に伴って全方位的な業態の高度化を完了し、ネットワーク属性の根本的な変革をも後押しした。ゲーム業界は、初期のオフライン方式、中期のLAN接続方式から、現在のクラウドでの継続的な運営に至るまで、3段階を経て大きく進化してきた。現在ではネットワークと一体化した運営が不可欠だ。
ゲーム業界ではモバイル化、ソーシャル化、クロスプラットフォーム化、競技化、高度連携化という重要な変革が発生し、ユーザーは多種類の端末による統一デジタルネットワークへの接続や、あらゆるデータの相互連携を「ゲーム利用の基礎」として求めるようになった。つまりネットワークは、スムーズで安定し、低遅延で、高度な並行処理が可能な性質を備えなければ、ユーザーに満足してもらうことができなくなった。一方でネットワーク側は、ユーザーの要求に対応するために、自らの能力を「鍛え上げ」て、他産業に向けて応用のための手本を提供することになった。
サウジアラビアには膨大なゲームユーザー層と活発なデジタル消費市場がある。ファーウェイはゲーム産業の「根本論理」と中核的なニーズを深く洞察し、これまでの欠点を正確に修正する、特化されたスマートネットワークソリューションを通信事業者と共同で構築し、ユーザーの評価と産業の双方向の高度化を実現するための基礎を固めた。
すなわち、通信事業者と提携してAIスマートコアネットワークソリューションを導入した。このことで、ユーザーの体感をリアルタイムで把握でき、AIが混雑や遅延を自律的に判断して最適な通信経路や資源を割り当てて改善し、新技術や環境変化に合わせてシステムを段階的に進化させ続けられる構図が実現した。
IPEスマートパーソナライズ体験ソリューションでは、AIが高度な感知と動的スケジューリングの技術を発揮して、eスポーツの対決、高解像度ライブ配信のやり取り、複数のデバイス間の連携などの利用状況をリアルタイムで識別し、全ネットワークの資源を自動で配分する。同時に5GSAネットワークの強みにより、安定してスムーズな没入型のデジタル体験をユーザーに提供する。
通信事業者はこのファーウェイとの協力でサービス価値とブランド価値の二重の高度化を実現し、ネットワークサービスを従来の「既存の能力の最善の発揮」による接続から、高品質で高適合性のハイエンドデジタルサービスへと高度化させるよう後押しし、ネットワークサービス事業者は自らを通信インフラの提供者から、地域のデジタル生活やデジタル産業の推進者へと転換することに成功した。
ゲームについてのニーズを満たすべく鍛え上げられたスマートコアネットワーク能力は、極めて強い汎用性、再現性、拡張性を備えている。そのため、デジタルオフィス、リモート連携、スマートインタラクション、汎エンターテインメントサービスなどの各分野に広く再利用でき、あらゆる業界のデジタルトランスフォーメーションを後押しする精密かつ高品質なネットワークの基盤を提供できる。
ファーウェイは今後も世界の通信事業者と連携し、AIが利用者の意図をくみ取ってネットワークを自動で最適制御する仕組みを進化させていく。このことにより、外部からの簡単な操作で複雑な通信制御をできるようにし、目的に応じて自律的に組み上げて最適の通信状態を保てるようにする。ファーウェイは、世界の通信事業者と共に、ゲームなどの過酷な利用環境で培った技術を応用し、あらゆる業界のデジタル変革を後押しすることで、デジタル産業全体の一層の発展を共に目指す考えだ。(翻訳・編集/如月隼人)











