旅客機に乗った6歳男児が長旅に飽きて目の前の椅子を蹴り続けた。その席に座っていた男性はたまらずに、男児の父親に注意するよう求めたが、父親は取り合わず、相手との乱闘になった。
問題が発生したのは上海市にある浦東空港を8月28日午後4時20分に出発したロサンゼルス行き直行便だった。同便には、上海市出身の一家3人が乗り合わせていた。米国に移住するための旅だった。
しかし、一家の6歳男児は長旅に耐えられなくなり、目の前の座席を蹴り始め、3時間も続いたという。席に座っていた中国系の男性はたまらなくなり、男児の父親に「頼むからあなたの子どもを注意してくれ。ずっと私の方を蹴っていて、本当に我慢できない」と訴えた。しかし父親は取り合わず、「子どもが騒いでいるだけだ。それがどうした。そこまで言うことか」と言い返した。席を蹴られた男性は辛抱の限界に達し、双方は口論になった。
この状況に他の乗客はおびえた。また、多くの人が写真や映像を撮影した。客室乗務員がすぐに現場に駆け付け、双方を引き離して座席を移動させた。最初につかみかかった父親は「よくあるトラブル」と思っていたらしいが、乗務員は衛星電話を通じて、ロサンゼルス空港の税関に暴力事件と報告し、FBIにも連絡した。
航空機が空港に到着すると、係員がすでに搭乗口で待機していた。殴った男性の一家は調査を受けるよう求められ、最終的に父親は飛行の安全を脅かしたことを理由に入国を拒否された。一家3人の米国入国ビザはすべて無効になり、中国に強制送還された。一家3人の米国移住計画は水泡に帰した。それだけでなく、米国側に「不良記録」が残されることになり、将来再びビザを申請しても影響を受ける可能性が高いという。











