2026年9月12日、中国メディアの新華日報は、日本の人気アパレルブランド・WEGOと「僕のヒーローアカデミア(ヒロアカ)」のコラボシリーズが中国で炎上し、中国法人が謝罪したと報じた。

WEGOは7日、「ヒロアカ」とのコラボレーションシリーズを展開すると発表した。

しかし、発売日が「満州事変」から95年に当たる9月18日に設定されていたほか、過去に「ヒロアカ」に登場した志賀丸太というキャラクター名が旧日本軍の731部隊が人体実験の被験者を「マルタ」と呼んでいた隠語を連想させるとして中国で炎上した経緯があったため、中国の多くのネットユーザーが疑問や批判の声を上げた。その後、同ブランドはコラボに関する投稿をひそかに削除した。

これを受け、WEGOの中国法人である上海葳果商貿有限公司は謝罪声明を発表。「今回のコラボ企画は当社の日本本社WEGOが日本国内において日本市場向けに企画・発表したもので、関連内容について十分かつ慎重な確認を行えていなかったことについて深くおわび申し上げる。WEGOは『僕のヒーローアカデミア』とのコラボ企画を中止し、関連する企画情報を削除した。当社はこれまでも、中国の消費者の気持ちを重視し、中国社会の共通認識および国民感情を尊重してきた。今回の件については、すでに日本本社であるWEGOと十分な協議を行った」とつづった。

続けて、「今後、各種コラボ企画を実施し、関連情報を対外的に発表する際には、審査・確認体制をさらに強化する。より慎重かつ厳格な姿勢で業務に取り組み、対外的に発表する内容が中国の消費者の期待および中国社会の共通認識に沿うものとなるよう努めていく。今回の件によって皆様に不快な思いをさせたことについて、改めて心よりおわび申し上げる」とした。

記事は、「旧日本軍に関する歴史を利用したり、歪曲(わいきょく)したり、美化したりする行為は、歴史的正義を公然と踏みにじり、中国人の感情を深く傷つけるものだ。中国市場は門戸を開いているが、軍国主義を擁護・支持するいかなる行為も容認しない。

中国の消費者の愛情には限度があり、選択には立場がある。今回のコラボを拒否し、断固として抗議の声を上げることは、決して大げさな反応ではない。歴史に対する良心と愛国心の最低限の一線を守る行為だ」とした。

また、「今回の騒動は日本の軍国主義がエンターテインメント分野に急速に浸透していることを改めて浮き彫りにした。ここしばらくの間、日本のアイドルグループ・Snow Manがアルバムのプロモーション映像に旧日本軍の軍人の名前が刻まれた日本刀を登場させたほか、日本のアニメやeスポーツ関連作品などでも旭日旗や731部隊といった象徴的な要素が繰り返し登場している。これらはいずれも若者を標的としたもので、日本の極右勢力がエンターテインメント作品を組織的に利用して世論の認識に影響を与え、侵略の歴史を美化しようとする典型的な行為だ」と批判した。(翻訳・編集/岩田)

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