2026年9月16日、中国メディア・澎湃新聞は、広東省広州市で地下鉄やバスなどの公共交通機関内におけるスマートフォンのスピーカーによる音出しに対し、最高1000元(約2万3000円)の罰金を科す新たな騒音防止規定の法規案が公表されたと報じた。

記事は、騒音公害の防止および監督管理を強化するため、「広州市騒音汚染防止規定」法規案の審議と表決が10月に行われる予定だと紹介。

これに先立ち、広州市人民代表大会常務委員会が9月16日、公式SNSアカウント上でパブリック・コメント募集稿を公表し、10月15日までの日程で社会各界からの意見公募を開始したと伝えた。

そして、同草案では工業騒音や夜間の連続施工騒音、自動車やバイクの爆音走行、商業騒音、公共の場所での活動騒音、室内リフォーム騒音など多岐にわたる騒音源に対する規制要件を定め、法的責任を明確化していると説明した。

また、地下鉄や路線バスの利用時に一部の乗客がスマートフォンの音をスピーカーから流す行為について、他の乗客が車内アナウンスを聞き取る妨げになるだけでなく、周囲の安寧を乱していると指摘した上で、草案では公共交通機関内でスマートフォンやタブレットなどの電子機器を使用する際、スピーカーから音を出すことを禁止する規制が盛り込まれたと伝えた。

草案は電子機器から音を出している乗客に対して乗務員が制止しなければならず、制止に従わない場合は公安機関へ通報できるとされている。また、是正しない違反者に対しては公安機関が説得・指導や警告の実施に加え、200元(約4600円)以上1000元(約2万3000円)以下の罰金を科すことができると定められている。

草案ではさらに、騒音違法行為に対する通報窓口も明記され、担当部門は通報から2時間以内に現場に到着して事実確認と対応を行うことが義務付けられているという。(編集・翻訳/川尻)

編集部おすすめ