中国西部陸海新ルートの中核事業である平陸運河が9月16日、正式に開通しました。これにより、中国西南部の貨物が平陸運河を経由して海へ出る場合、従来のルートに比べて内陸水路の航行距離が560キロ以上短縮されます。
中国社会科学院アジア太平洋・グローバル戦略研究院の研究員で、地域協力室主任の周亜敏氏は、「平陸運河が中国西南部全体にもたらすのは、経済地理構造の変化だ。経済地理構造が変われば、産業構造も変化し、人々の雇用や生活水準、各種サービスも大きく向上する。したがって、平陸運河が西南部にもたらすのは単なる輸送距離の短縮ではなく、実際には西南部の内陸地域と海洋市場との間で、時間的な距離と制度上の距離を縮めることだ」と述べました。
平陸運河は、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の経済・貿易関係の拡大にとっても大きな意義を持っています。周氏は、「平陸運河の開通後は、5000トン級の河川・海洋直通船が運航する。5000トン級船舶の輸送力は大型トラック数十台分に相当し、穀物や食用油、大口貨物、機械設備、日用品などを低コストで長距離輸送する際、効率が大幅に向上する。平陸運河を利用することで、中国の機械設備をこれまで以上に速くASEAN諸国へ輸送できる一方、ASEAN諸国の農産物、大口貨物、重要鉱物もより速く中国西南部の内陸地域に運び込み、加工することができる」と説明しました。
周氏はまた、「平陸運河の開通後、中間財や加工品の流通効率が高まるにつれ、中国とASEANの関係は貿易パートナーから生産パートナーへと移行する可能性が高い。これは経済学的に見ても大きな変化だ」と指摘しました。(提供/CGTN Japanese)











