16日前場の香港マーケットは、主要93銘柄で構成されるハンセン指数が前日比309.32ポイント(1.25%)安の24533.35ポイント、本土企業株で構成される中国本土株指数(旧H株指数)が110.65ポイント(1.32%)安の8265.09ポイントと3日ぶりに反落した。売買代金は1337億2890万香港ドルに縮小している(15日前場は1591億120万香港ドル)。

 投資家心理が悪化する流れ。中国経済の先行き不安が強まっている。取引時間中に公表された中国の月次経済統計は、総じて弱い内容だった。5月の小売売上高は前年同月比0.6%減と、2022年12月以来、3年5カ月ぶりのマイナス成長。1~5月の不動産開発投資は16.2%減と、予想以上に縮小した。指数は下げ幅を徐々に広げている。(亜州リサーチ編集部)
 ハンセン指数の構成銘柄では、中国中堅デベロッパーの龍湖集団HD(960/HK)が6.5%安、アルミ加工の中国宏橋集団(1378/HK)が6.3%安、ゴールドジュエリー販売の老鋪黄金(6181/HK)が6.2%安と下げが目立った。
 セクター別では、消費が安い。老鋪黄金のほか、レストランの九毛九国際HD(9922/HK)が6.0%、冷凍食品の安井食品集団(2648/HK)とスポーツ用品の李寧(2331/HK)がそろって5.0%、酒造の華潤ビールHD(291/HK)が4.5%、機能性飲料の東鵬飲料(集団)(9980/HK)が4.4%、ハイパーマーケットの高キン零售(6808/HK)が3.6%、フィギュア・玩具の泡泡瑪特国際集団(ポップ・マート:9992/HK)が3.4%ずつ下落した。
 中国の不動産セクターも急落。龍湖のほか、旭輝(884/HK)が6.1%安、融創中国HD(1918/HK)が4.8%安、碧桂園HD(2007/HK)が3.8%安で引けた。
 医薬セクターもさえない。
三生製薬(1530/HK)が5.0%安、四環医薬HD集団(460/HK)が4.3%安、石薬集団(1093/HK)が4.1%安、艾美疫苗(6660/HK)が2.1%安で前場取引を終えた。
 本土マーケットは小幅ながら3日続伸。主要指標の上海総合指数は、前日比0.06%高の4098.85ポイントで前場取引を終了した。ハイテクが高い。素材、証券、インフラ関連に一角なども買われた。半面、エネルギーは安い。消費、不動産、自動車、医薬、銀行・保険も売られた。
(編集担当:亜州リサーチ=サーチナ)
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